NFTアイコンという言葉を最近あちこちで聞くようになりましたが、NFTといえばアートや音楽コンテンツ、ゲームなどがあり、色々なものがNFT化され始めている背景があります。
そんな中で話題を集めているNFTアイコン。LINEの「プロフィール機能」という新しいリリースについて詳しくご解説していきましょう。
NFTアイコンについて
アイコンはSNSで使うことがあり、写真やイラストなど、色々なデザインがあります。最近増えているのは、アイコンをNFT化する動き。どのようなものなのかまずはご説明していきますので、理解を深めてみてください。
NFTアイコンとは?
アイコンというのは、特定の処理を小さな形や図形で表現したもので、記号の三分類のひとつ。コンピュータの記号表記を指すものとされています。
最近話題を集めているNFTアイコンとは、自分が保有するNFTをアイコンとして設定すること。TwitterのようなSNSの活動の場を活用して、自分のNFTを周知させる意味があります。
アイコンはその人の性格やライフスタイルを判断できるものとして使うこともあるようですが、小さい図柄でもその人の顔になるようなインパクトの強いものです。
SNSを利用する際、アイコン設定に時間をかける人が多いように、人の視線を集めやすいものであることは確かといえるでしょう。そんなアイコンを今流行りのNFTにすることで、さらに注目度が集まるということになります。
誰が使うのか?
NFTアイコンは、もともとインフルエンサーなどが取り入れ始めたといわれています。反響の多さに徐々に一般のユーザーにも広まり、SNS各社でもNFTアイコンを導入するよう仕様変更を検討しているとのこと。
欧米ではすでにNFTアイコンを使えるサービスは増えているので、日本でも今後期待したいですね。
「プロフィールNFT」について
先日リリースされたばかりの注目のニュースは、LINEが総合マーケットプレイスの「LINE NFT」でアイコンを導入するというお話です。そこで気になるニュースの概要をまとめました。
LINE NFTについて
LINEはコミュニケーションツールとして毎日利用しているユーザーがたくさんいますが、NFTの売買を行うマーケットプレイスの「LINE NFT」はご存知でしょうか。
NFTは非代替性トークンのことで、デジタルコンテンツに所有者や作成者のデータを紐づけして唯一性を証明したもの。このデジタルコンテンツを売買する場所がNFTマーケットプレイスです。
多種多様なサービスがすでに運営されていますが、そんな市場に参戦したのがLINE NFT。すでにLINEを使用しているユーザーなら、アカウント開設が簡単に出来ることが特徴です。
LINE NFTを使うと、NFT購入や出品、販売などの一連の作業ができ、しかも操作がシンプルと好評です。LINEはNFT市場に積極的に取り組み、すでにデジタルアセット管理ウォレットの「LINE BITMAX Wallet」やLINE独自の暗号資産「LINK」も展開しています。
プロフィール機能について
NFT総合マーケットプレイスの「LINE NFT」でユーザーが持っているNFTをプロフィールアイコンにできるのが「プロフィールNFT」というリリースされた新機能です。
本格的な始動はまだですが、7月8日に体験版がリリースされ提供開始しました。すでにNFTアイコンは話題になっていたので、LINEユーザーの間ではいつ導入されるか首を長くして待っていた人も多いはず。
LINE NFTはアニメやスポーツ、キャラクターなどのさまざまなジャンルのNFTをすでに数万点販売していますので、ユーザー数を考えてもNFTアイコンが使えるとあらゆる戦略になりそうですね。
ちなみに体験版のプロフィールNFTは、LINEかLINE NFTのマイページでアイコン設定が可能になっています。
リリースに合わせて「ミミくるガールズNFT」を販売!
体験版の新機能がリリースされ注目を集めているNFTですが、第一弾として今回のリリースに合わせて「ミミくるガールズ」のNFTを販売。LINEスタンプで大人気の「うさぎゅーん!」のNFTも販売予定とのこと。
それぞれ3パターンで、各100セット数量限定となっています。LINEではプロフィールNFTのコンテンツは将来的に拡大する計画があり、第二弾のNFT販売も予定。
過去にLINE NFTで発売直後に売り切れたものも多く、それだけLINE NFTは注目度が高い場所といえますね。
アイコン設定の手順について
NFTアイコンの設定方法について簡単にご説明します。まずLINE NFTで好きなNFTを購入して、マイページでNFTを選択。「LINEのプロフィールにも設定する」にチェックをすれば簡単に設定完了です。
NFTを購入したことがない人は、事前に登録しておくものがいくつかありますのでご注意ください。まず日本円で購入したい場合はLINE Payに登録、暗号資産でNFTを購入したい場合はLINE BITMAXに登録しておきましょう。
NFT購入までの手順は、ユーザーであればLINEアカウントで画面に従い規約同意やパスワード設定だけで簡単なので、まだ通常のLINEアカウントへの登録をしていない人はこの機会にやっておくと便利かもしれません。
日本円も使えますし、LINEの友達同士でNFT送付もできます。さらに一般的なマーケットプレイスで高いといわれるガス代がかからないことも魅力です。
NFTアイコンのメリット・デメリット
世界的に話題を集めるNFTがアイコンとして使えるのは、とても興味を引くところですが、メリットやデメリットとしては次のようなことが挙げられます。
NFTへの関心度が皆にアピールできる
仮想通貨やNFTが日本は欧米ほどまだ普及していないかもしれませんが、急速に拡大している市場であることは間違いないでしょう。LINEのプロフィールNFT機能のようにアイコン設定でNFTが使えることは、自分がNFTユーザーであることを皆にアピールできるメリットがあります。
アイコンは小さな図柄でも動物や自然、好きなアーティストなどで自分が興味を持っていることをアピールできるもの。NFTなら保有していることが一目瞭然なので、自分の趣向を知ってもらうことができます。
趣味や経歴をアイコンとして設定することで、自分の人柄を簡単にアピールできますよね。
宣伝効果が期待できる
NFTアイコンのメリットは、自分が保有するNFTを不特定多数の人に見てもらえる機会がありますので、自然と周りが興味を示してくれる点です。
NFTアートをアイコン設定しておけば、商品を宣伝するようなもので販売したいコンテンツなら好都合です。プロフィールNFTは基本設定が無料なので、ビジネスとしてNFTコンテンツを運営している場合は、費用対策を考慮した有利な戦法になるでしょう。一目でわかるものなので、拡散力も期待できるかもしれません。
友人が増えることも
アイコンで料理の写真を使えば、自然とグルメが好きな人と知り合いになるなど、アイコンからわかるその人のストーリーは、似たような興味を持つ人や趣味の人たちと関わりを持つチャンスになります。
同じジャンルのNFTを保有している人なら共通の話題も多くなりますので、同じコミュニティに属した感覚にもなるでしょう。
デメリットについて
ジェネラルティブなCNPのようなNFTだと、キャラの土台は同じで色違いなど、似通ったアイコンになる可能性があり、個性が活かせないことがデメリットでしょう。
個人の判別が難しくなる可能性があるので、慎重にNFTを選ぶことも大切です。さらにNFTアイコンは設定が無料でも保有するために費用がかかりますので、予算に合わせた購入をオススメします。
まとめ
NFTアイコンは、NFTを知らない人ならつい見過ごしてしまうかもしれませんが、トレンドを先取りしたい人にはとても気になるものになるでしょう。LINEなら手軽に設定ができるので、興味がある人はぜひトライしてみてください。