不労所得は仮想通貨で利益を得ることが可能なのか、メリットとデメリットについてわかりやすくご解説しましょう。何かと先行きが不安な今の時代、副業を始める人も多くなっていますが、不労所得はとても効率的な働き方としても注目されています。
それでは早速ですが、仮想通貨で不労所得を得る際の重要なポイントをご紹介していきましょう。
不労所得について
不労所得は、土台を築いた以降は過酷な労働をせずに自由時間を確保しながら収入を得られることが魅力です。そもそも不労所得とはどのようなことなのか、特徴をポイントごとにご説明していきましょう。
不労所得とは?
不労所得は労働せずに得る所得のことで、寝ていても遊んでいても資産を増やすことが可能です。会社員のようにオフィスに通勤する通常の労働は勤労所得と呼ばれ、働いた分の対価として給与や報酬を得ますが、不労所得は勤務時間などにかかわらず収入が得られること。
自宅にいてもオフィスにいても、不労所得の利益が発生する可能性がありますので、サイドビジネスとして不労所得を選ぶ人も最近はとても増えています。
不労所得の種類について
ではどのような所得が「不労所得」になるのか、主な種類をご紹介していきます。まずは投資信託で利益を出す「投資信託」や、持ち家の賃貸や売買の「不動産投資」、自動的にFX取引を行う「FX自動売買」やロボットに任せる「ロボアドバイザー」などが挙げられます。
不労所得の中には経験や知識が必要なものもありますので、誰でも簡単に始められるとはいえませんが、利益を得る仕組みを整えれば家賃収入のように不労所得を獲得できるようになります。
不労所得だけで生活はできるか?
不労所得だけで生活を支えている人もある程度はいるようですが、そうするためには初期投資も必要になります。たとえば不動産投資なら数千万円ほど準備しないと、月額数十万円の生活費になるほど利益を得ることはできないかもしれません。
不労所得で多いのは、最初は副業としてメインの収入にプラスする金額を得るスタイル。その場合は、ローリスク・ローリターンの投資信託や外貨預金などを選ぶ人も多いようです。
不労所得を始めるなら、目的の収入額を考えてどのような種類の所得を得るか、色々なパターンを考えておくといいかもしれません。
仮想通貨で不労所得を得る方法
不労所得の種類として、最近とても注目されているのは「仮想通貨」です。ビットコインやイーサリアムなどの有名な仮想通貨の名前は聞いたことがあるかもしれませんが、進め方によっては大きな利益を得ることも可能なので、資産運用としても人気があります。では不労所得で仮想通貨を始める一般的な流れについて見ていきましょう。
仮想通貨とは?
仮想通貨は日本円や米ドルのように使う法定通貨ではなく、実体のない電子データの通貨のことです。暗号資産とも呼ばれるように、不特定多数に対して支払いが可能で、法定通貨と相互交換ができることが特徴。
種類は有名なビットコインをはじめ、多種多様に存在し、全体の取引量は増加傾向にあります。
利益を得る方法について
不労所得で仮想通貨が注目されているのは、利益を得る方法が色々とあるためで、少額から始められるので不労所得が初めての人も多いようです。利益を得る方法としては、仮想通貨の価格が安い時に購入したものを値上がり時に売る方法。
これは株投資と似ていますので、すでに株の経験がある人なら始めやすいかもしれません。仮想通貨は短期保有や中長期保有の2タイプがありますので、早い場合は数時間で利益を得られる可能性もあるでしょう。
ただしチャートの推移を分析するなど、多少の知識があったほうがやりやすくなると思われます。仮想通貨はFXのようにレバレッジ取引が可能なので、所有金額の何倍以上もの取引を行い、効率的に利益を得ることもできます。
他にも仮想通貨を貸し出して利子を得るレンディングサービスは、値動きに左右されず一定の利益を得ることができるので、不労所得で仮想通貨が初めての人でも手間がかからない方法です。
初心者には少しハードルは高くなりますが、仮想通貨取引データの承認作業を行う「マイニング」で稼ぐ方法も。仮想通貨は中央管理者がいないブロックチェーン技術を使っていますので、世界中の取引を管理するためにはマイニングの存在が欠かせません。
取引のチェックと承認で報酬を得られ、労働が多少必要になり、しかも専用のプログラムやパソコン知識が求められるのでその点は注意しておきましょう。
不労所得を仮想通貨で得るメリットについて
不労所得を仮想通貨で得る場合のメリットは、次のような点が期待できます。
いつでも取引ができる
株投資は日中でないと取引ができない特徴がありますので、会社員だとなかなか取引をするチャンスを掴むのが難しい点が挙げられます。その点仮想通貨は、24時間365日いつでも取引ができるので副業としても最適。
スマホアプリで取引ができるので、外出先や仕事の休憩中などもチャートを見ることが可能です。取引時間に制限はありませんので、自由な生活スタイルに変えたい人にもよいでしょう。
初期投資が少なくて済む
不動産投資など、不労所得の方法によっては高額な初期投資が必要になるものがたくさんありますので、あまり余裕がない人には向かないでしょう。しかし仮想通貨取引所によっては500円から購入できる場合もありますので、不労所得を気軽に得るチャンスになるかもしれません。
さらに仮想通貨は、ポイントサイトを利用して無料で入手することもできるので、初期費用に関しては少額で可能になるでしょう。
ショッピングで使える
不労所得で得た利益を貯蓄に回す人や生活費として使う人もいますが、仮想通貨はインターネット上で暗号化されている通貨で、簡単に国内外併せて送金や決済が可能です。
法定通貨のように、振り込んだお金が反映されるまでに数日かかるということはなく、とてもスピーディに使える電子通貨なので、海外のネットショッピングの支払いとしても役立つでしょう。
また仮想通貨の使い道としては、公共料金の支払い、NFTの購入、投資、現金化するなど、将来的にもさらに用途が広がり利便性が高くなるといわれています。
不労所得を仮想通貨で得るデメリットについて
不労所得を仮想通貨で得る仕組みができたら、ライススタイルはもっと自在に変わるかもしれませんが、注意したいのは次のようなデメリットもあることです。
価格変動が激しい
仮想通貨の価格変動はニュースにもなるように激しい特徴があります。仮想通貨市場はユーザーの需要と供給のバランスなど、あらゆる要因で価格変動が起こりやすいため、投資信託や株投資以上に価格チャートを意識しなければいけないこともあるでしょう。
たとえば著名人のツイートで通貨の価格が高騰したり暴落したり、ハイリスク・ハイリターンになる可能性がある点は注意が必要です。
税率が高い
仮想通貨は、他の不労所得の対象になる他の金融商品と比較すると税率が高い傾向があります。仮想通貨で得た利益は雑所得として扱われ、税率は所得金額によって変わりますが、高いと40%以上の税率になることも。
得た所得は年間20万円未満なら納税の必要はありませんが、それ以上は雑所得として申告しなければなりません。
まとめ
不労所得を得るために仮想通貨を始めるには、メリットとデメリットを理解しておくことが必要です。よい点は少額でもでき、仮想通貨取引所の口座開設も無料であることなので、お試しで挑戦できることがビギナーにも魅力になりそうですね。
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