ゲームギルドという言葉を最近ネットでよく聞くようになりましたが、一体どのような意味があるのでしょうか。NFTに興味がある人にとってとても大切なポイントがありますので、メリットやデメリットなども含めて詳しくご紹介していきましょう。
ゲームギルドについて
ゲームギルドは、NFTゲームで利益を得たい人にも重要な意味がありますので、まずはゲームギルドについて詳しくご説明しましょう。
ギルドについて
ギルドとは「Guild」という英語で、中世ヨーロッパの同業者で作られる組合の名前が由来となっています。親方や職人などで組織される自治団体でもあり、相互扶助で品質や技術、価格の確保を目的として成立したもの。
ギルドでは就業時間などの労働条件や商品に関する取り決めなど、お互いに不利益が出ないようルールを作って当時活動していました。現在でもビジネスモデルとしてギルド型ユニットなどがありますが、一人一人の自由を尊重しながらもチームワークを強化する集団として考えられている組織がギルドです。
ゲームギルドとは?
ビジネスの土台になるギルドをモデルにして作られている「ゲームギルド」。オンラインゲームでプレイヤーが集まってグループを構成したものがゲームギルドです。
コンセプトとしては、中世ヨーロッパで誕生したギルドと同様に、チームのメンバー同士でサポートし合い利益を得ること。ゲームギルドではギルド同士で対戦して勝者が報酬を得る、さらにギルド内で交流を深めたり、ギルド内で協力関係を築きイベントに挑戦したりします。
ゲームギルドの仲間になると、有利にゲームを進められる傾向がありますので、ゲーマーの間ではギルドはすでにおなじみになっています。
NFTゲームギルドでできること
NFTゲームは、ブロックチェーン技術を活用して開発されたゲームのことで、ゲームをプレイしながらお金を稼ぐ「Play to Earn」ができることが大きなメリットでしょう。
NFTゲーム市場は2021年頃から注目度が高まり、現在もユーザー数は増加しています。NFTの要素が加わったゲームのため、投資的に楽しんでいる人もいるようですが、NFTギルドを活用するとさらに有利になるようです。
アイテムの貸し出し
NFTゲームギルドは、広い意味でビギナーを支援する組織という意味もありますので、ゲームプレイが不安な人にとってはとても助かる存在です。主な役目として、NFTゲームをプレイする際に使うアイテムの購入やスカラーに貸し出すこと。
スカラーとはスカラーシップのことで、貸し出す側がオーナーで借り受ける人がスカラーです。アイテムを購入するためにはコストがかかりますので、低予算で始めたい場合は、スカラーとしてゲームギルドで貸してもらうと、初期費用なしで収益を獲得することが可能なのです。
スカラーシップ制度を活用して、生活費や学費を稼ぐ人も近年増えているようですね。
収益を分配する
NFTゲームギルドとスカラーは、獲得収益を分配できます。基本的な分配率はギルドが70%でスカラーが30%。かなり不公平な分配率に感じるかもしれませんが、スカラーは10万円ほどかかる初期投資が不要でプレイできることを考えると、この割合は納得できるでしょう。
NFTゲームギルドならスカラーは損失リスクもありませんので、70%の収益がギルドに渡ってもあまり痛手にはならないでしょう。
注目度が高い
NFT市場が活性化している今の時期、ゲームギルドの存在は有名な投資家も注目しています。NFTゲームはベンチャーキャピタルも注目しているため、ゲーム自体以上にギルド運営が組織として注目されていることも特徴。
日本国内では海外ほど盛んではありませんが、海外では著名投資家などが率先してゲームギルドに投資をしていますので、NFTゲームがある程度評価されていてれば投資的な利益をあげることも可能になります。
NFTゲームギルドのメリットとデメリット
NFTゲームギルドにはメリットとデメリットがありますので、それぞれのポイントをご説明していきましょう。
メリット
NFTゲームギルドは、スカラーがゲームをプレイするため、自分がプレイする必要はありません。多くのスカラーにプレイしてもらうことで、大規模に攻略を進められることがメリット。複数人ならそれだけ収益をあげることも可能になります。
またNFTゲームギルドなら、特定の人気ゲームに依存せず選択したゲームに収益性が依存できるため、総合的に考えるとリスク分散ができることはメリットになるでしょう。
安定的な立場でゲームプレイができることも魅力です。多額投資を考えている場合にもメリットは実感できるかもしれません。
デメリット
NFTゲームギルドのデメリットは、スカラーにプレイしてもらいアイテムの買い出しをするために初期投資が必要です。規模を大きくギルドを展開したい場合は、それなりの額が必要になるといえます。
また自分自身でプレイせず収益を配分するため、初期投資の回収は時間がかかることも。損失はギルドが引き受けるため、その点も注意が必要になります。
損失はNFTアイテムの価格の暴落やトークンの価格の下落など、投資規模が多いほど損失リスクも大きくなりますね。
世界トップギルドに認定されたLGGについて
日本初NFTゲームギルド「LGG」が世界トップギルドに認定されたニュースは、投資家にとっても注目の話題になっています。ではLGGとはどのような特徴があるのか、徹底解説していきましょう。
LGGとは?
LGGとは「挑戦する大人を増やす」コンセプトで始まったNFTゲームギルド。今後のNFTゲームの普及をサポートしながら、世界的な貧困や雇用問題を解決することを目的としています。
NFTゲームギルドはNFTゲーム普及の鍵を握るもので、世界のNFTゲームギルドをサポートする「ブロックチェーンスペース」で、世界のトップギルドを選出する「Guild Partnership Program」にて世界トップギルドに選ばれています。
このサービスは、120万のユーザーと全世界約1.1万のゲームギルドに提供中です。LGGはブロックチェーンスペースとも公式パートナーシップを結び、さらに保有するNFTゲームギルドに関する豊富な情報にアクセスが可能となっています。
LGGは2019年に始まった日本では最も古いゲームギルド。スカラーやディスコードメンバー半数以上を日本人が占めているので、プレイがしやすいともいえますね。
シングルマザーの支援も!
LGGはシングルマザーを支援するために具体的な活動を進めています。職業をテーマにしたトレーディングカードのバトルゲーム「JobTribes」は、有名なイラストレーターや漫画家も作品も多く、支援するシングルマザーにスカラーシップでLGG保有のカードを貸し出すサービスを提供。
1日15分程度のプレイで数万円相当の仮想通貨を報酬として払うといったサポートを行っています。
ブロックチェーンスペースについて
ブロックチェーンスペースは、NFTゲームギルドの運営やサポートを行うツールやインフラを提供するサービスでグローバルに活動しています。主なサービスの内容は、プレイヤーが稼いだ暗号資産を自動測定して額を可視化できるツールの提供。
世界中のゲームギルドとプレイヤーをつなぎ、ビックデータをレポートすること。そして報酬の自動支払いやギルド運営の効率化ツールの提供、さらにゲームギルドへ融資サービスも行っています。
まとめ
ゲームギルドは効率的で有利にゲームを進めるための団体なので、プレイヤーにとっては頼りになる存在になりそうですね。NFTゲームギルドは、社会的貢献も目的としてサービスを提供していますので、広い視野でNFT市場に参戦したい人はぜひチェックしてみてくださいね。