竹神社のデジタル御朱印の頒布が開始されたニュースはもうご存知でしょうか。オンラインの初詣ができる今の時代、神社仏閣をとても身近な存在に感じている人は増えているでしょう。
そんな中で今話題を集めているのは、竹神社のデジタル御朱印。NFTの登場で、地域の活性化にメリットはあるのでしょうか。それでは詳しい内容についてご紹介しましょう。
竹神社の御朱印とは何か?
竹神社のデジタル御朱印頒布について、まずは神社の概要と御朱印についてご説明していきましょう。
竹神社について
三重県明和町にある「竹神社」は、伊勢神宮を支える斎王ゆかりの地であり、明治44年に旧斎宮村にあった25社をまとめて誕生した神社です。ひっそりとした静かな空間は、遠方から訪れる人も多く、こちらでは満月限定の御朱印を頒布することでも知られています。
竹神社のある明和町は観光スポットも多く、斎宮ゆかりの場所をウォーキングしたり、地元グルメを楽しんだり、あらゆる魅力が詰まっている場所です。
竹神社の御朱印について
御朱印集めを趣味にする人が多いように、それぞれの神社の特徴やご利益があり、コレクティブなアイテムにもなっています。竹神社のデジタル御朱印がニュースになっていますが、そもそもこちらの御朱印は、斎王の宮殿があったとてもスピリチュアルな場所の神社のため、パワースポットとして御朱印を集める人も多い様子。
しかも土曜日、日曜日限定のため、希少価値がもともとあったともいえますね。以前は元旦と3月厄払い、4月例祭など、限られた時だけ竹神社は御朱印に対応していましたが、令和2年より毎週土日社務所が開所。
さらに満月の日は限定御朱印、花手水のライトアップなど、月のエネルギーもたっぷりいただけそうです。
日本初のデジタル御朱印について
竹神社の「デジタル御朱印」はNFT御朱印とも呼ばれ、神社でこのような試みがされるのは日本初。NFTはイラストや音楽、絵画などで多く発行されているデジタルコンテンツですが、いよいよ神社にも登場したというニュースが話題になっています。
デジタル御朱印が誕生した背景にあること
竹神社のデジタル御朱印が頒布される背景にあることは、神社のある明和町の観光地域づくりが関係しているようです。地元の活性化を推進する「一般社団法人明和観光商社」が広告代理店の大手「株式会社博報堂」と「博報堂デザイン研究所」、さらにNFTサービス開発の会社と共同でNFT御朱印を発行。
すでにこのチームは4度の実証実験を行い、今回は有効性の検証を完了したことにより、竹神社のデジタル御朱印を8月より頒布開始することが決定しました。
どんなNFTなの?
竹神社のデジタル御朱印NFTは、博報堂行動デザイン研究所が制作を担当。竹神社で人気の花取水をモチーフに、全部で12種類の絵柄が登場します。
毎月変わり、デジタル御朱印1枚につき1度の頒布。緑、赤、黄色など、カラフルな12色のデジタル御朱印NFTは、新時代の神社仏閣の在り方を考えさせられるものになりそうです。
頒布される期間について
NFTは(non-fungible token=非代替性トークン)の略で、今最も注目されているデジタル資産のひとつ。さまざまなフォーマットで展開されているNFT市場ですが、竹神社のデジタル御朱印は期間限定の頒布で、期間は2022年8月~2023年7月の間、土日と満月の日となっています。いつでも手に入るものではないため、さらに欲しくなる御朱印ですね。
竹神社のデジタル御朱印NFTの入手方法について
御朱印集めが好きな人や、竹神社が好きな人には、今回のデジタル御朱印頒布のニュースはとても気になるものでしょう。NFTは高値がつく期待感もありますので、日本初の神社の試みはさらに希少価値も意識したくなります。では竹神社のデジタル御朱印の入手手順について詳しくご説明しましょう。
NFT御朱印の受け取り方法
まず受け取りに必要なものは、SNSのアカウントとスマホです。一部古い機種のスマホでは対応できない場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。竹神社のNFTデジタル御朱印は、参拝した人限定で無料配布されるもの。
神社で掲示されるNFTのAirDropのQRコードを読み取ってから、NFTStudioのページにアクセスしてログインします。ウォレットをすでに持っている人は、そのまま無料配布対象ページに進み、NFT御朱印を受け取ります。
認証するステップ
ログイン画面より、ウォレット接続ボタンをクリックして「Google・Discord・Twitter」のどれかを選択し、アカウント保護設定と認定手続きを行います。
確認ができるとマイページが表示されるので、無料配布対象ページに進み、「Get Free NFT」というボタンをクリックして御朱印を受け取ります。
NFTAirDropについて
竹神社のデジタル御朱印の頒布に関わる「NFTAirDrop」というサービスは、NFTビギナーにとってはあまり聞き慣れないものかもしれません。御朱印を入手する際にも必要になるため、必要事項を理解しておくと安心です。
NFTAirDropとは何か?
CryptoGames株式会社が運営するNFTAirDropは、NFTを「無料配布」するサービスです。本来NFTは高いお金を払って購入するものというイメージがありますが、最近は限定発行数でNFTを無料配布するケースが増えています。
そのメリットは、情報拡散や企業の宣伝などの意味があり、受け取る側も発行する側もどちらにも有益に。NFTAirDropのサービス概要は主に3つあります。
ひとつは独自コントラクトのデプロイで、Ethereum/Polygon/BSCからブロックチェエーンを選択できること。そして1万個以上の大量NFTの発行、1万種類以上のNFT発行も可能になっています。
このサービスは、竹神社のデジタル御朱印の頒布のように「QRコード」を使うことでNFTを無料で配布できるので、ウォレットがないユーザーも安心といえるでしょう。さらに特定のアドレスや特定NFTを保有するユーザーなど、ターゲットを定めて配布できる特徴もあります。
条件を満たすと無料でNFTが受け取れる!
NFTAirDropは、条件を満たした人がリリース直後のデジタルコンテンツを無料でもらえることで、そもそもAirdropとは仮想通貨も無償で配布されるサービスを相称したものです。
NFTならゲームの無償配布も近年頻繁に行われており、ゲーム内のトークンやアイテムが無料でもらえるなど、ユーザーにとってはこれ以上のチャンスはないかもしれません。
無料配布する意味は?
竹神社のデジタル御朱印NFTのように、無料配布を実施するのは実は意味があるためなのです。かなり太っ腹なキャンペーンのように感じますが、運営側の狙いは主にマーケティングが関係しています。
無料でNFTを配布するといわれたら、誰でも関心を持ってしまうのは当然。多くの人の目に留まり、プロジェクトが拡散されると、ビジネスチャンスにもつながるというわけです。
竹神社の場合は地元の活性化、地域文化のデジタル化を目的としていますので、NFT無料発行はよい宣伝になっていると考えられますね。これがNFTゲームの場合なら、無償で獲得したアイテムを使うためにゲームに参加することになりますので、さらに運営側はユーザーの数を増やすことが可能です。
御朱印についても、竹神社の魅力をもっと多くの人に知ってもらう機会が増えるでしょう。
まとめ
竹神社は、観世流謡曲の絵馬にちなんだ絵馬がこちらに保管されていることも知っておきたい特徴のひとつです。新時代の御朱印集めは投資目的もあり、あらゆる期待感を込めて集めたくなるでしょう。
無料配布で希望者全員が入手できるとは限りませんが、この機会にNFTを始めてみたい人は、ぜひ頒布期間内にぜひトライしてみてはいかがでしょうか。