NFTはスマホで作るのが可能なことはご存知でしたか。デジタルコンテンツは、専門のソフトを使いこなせる人でないと作れないイメージがありますが、初心者でも比較的トライしやすい「アプリ」がとても便利。
NFTは投資やコレクションとして近年急速に拡大している市場なので、あらゆるところから参入できるようにしておくと有利になるはずです。それでは早速ですが、NFTをスマホで作るアプリをご紹介していきましょう。
NFTアートについて
NFT市場で高値取引されるものといえばNFTアートがあります。小学生が描いたドット絵が、有名人に高額な値段で購入されたというニュースもあるように、自分でもぜひ作品を作って販売してみたいと考える人は多いのではないでしょうか。
まずはNFTアートについて基礎情報をご紹介していきましょう。
NFTアートとは何か?
NFTアートというのは、代替不可能なトークンという意味で、この世の中にたったひとつしか存在しないことを証明したもの。今までは自分が作った作品をネット上で公開すると、複製や拡散されてしまうリスクがありましたが、NFTアートにすればクリエイターの権利を守り報酬がきちんと入ることになります。
NFTアートは有名企業やハイブランド、アーティストなどもデジタルデータで所有するステータス感、プレミア感を高められるので、世界中で参入が続いています。
NFTアートはおなじみのドット柄やイラスト、写真を加工したものなど色々。とくにドット絵は、アートが苦手な人でもタップするだけなので、楽しく作業ができるかもしれません。
NFTアートの売り方について
NFTアートを作るだけではもったいないので、完成したものは出品してみましょう。一般的な流れは、まず仮想通貨取引所の口座を開設してイーサリアムを購入し、ウォレットに送金しておきます。
作成したデジタルコンテンツは、事前に登録したNFTマーケットプレイスで作品をアップロードしてNFT化しておきましょう。作品がウォレットに登録できたら、出品の手続きを行います。
販売方法は固定額販売やオークションなど、マーケットプレイスごとに設定がありますので、お好みで選び、販売価格や販売期間を設定して出品が完了となります。
NFTをスマホで作る人気アプリ!
NFTアートをスマホで作る際に便利で使いやすいアプリがありますので、試しにやってみたいと思ったら、早速アプリをダウンロードして挑戦してみてくださいね。アプリで作った作品は保存して、NFTアートとしてマーケットプレイスなどから出品が可能になります。
Dottable
NFTをスマホで作るなら、まずはドット絵から始めたいと考えている人にオススメのドット絵エディタ系。ちょっとした隙間時間に手軽にドット絵が描けて、絵が苦手な人でも使いこなせる楽しいアプリです。
このアプリでは、レイヤーの追加や削除ができるレイヤー編集、ペン、塗りつぶし、スポイトなどの絵を描くための基本ツールを搭載しているので、初めてでも色々な作品に挑戦できます。
他にも各レイヤーがアニメーションのワンフレームになる、アニメGIFの書き出し機能つき。失敗してもドット絵の取り消しができるアンドゥリドゥ機能もあるので安心です。
NFTアートは色がとても目を引くポイントになりますので、このアプリでもそれぞれの作品で20色まで保存が可能に。自分の好きな色を使い、なんと透明色の指定までもできます。
ドット絵が全く初めてでも、カメラロール画像をドット絵に変換にすることができます。シンプルな操作で無料ながらも充実した機能が魅力ですね。
pixelable
ドット絵はシンプルすぎるので苦手と考えている人にオススメなのは「pixelable」というアプリ。レイヤー編集、色の作成、ドット絵作成に必要な各種ツールも多彩に搭載しています。
このアプリの特徴は、直感的に使えるピンチイン・アウト機能があること。拡大縮小で詳細に描きたいところを描き込むことが可能になっています。
キャンバスのサイズは、5*5〜256*256で自由に設定可能。作った作品はカメラロールにpngファイルとして保存されますので、NFTマーケットプレイスにダウンロードもしやすくなっています。
色の作成は作品ごとに150色まで保存できますので、鮮やかなドット絵が作れるでしょう。ドット絵エディアの人気アプリ「Dottable」の姉妹アプリとなっていますので、どちらも使いこなしてみてくださいね。
無料で必要な機能はほとんど使えますので、低コストでNFTアートを始めたい人にも人気があります。
Adobe illustrator Draw
グラフィックデザインのツールといえばAdobeのillustratorが有名ですが、パソコンだと難しそうという時には、スマホのアプリで挑戦してみるのもいいかもしれません。
このアプリは、iPhoneやiPadでイラストを簡単に描くアプリで、デジタルスケッチブックのような使い方が可能。仕上げはillustratorで詳細を調整するように設計されているアプリなので、使いこなすまでの練習にするといいかもしれません。
アプリの利用は、AdobeのアカウントIDが必要になりますので、持っていない人は事前に準備しておきましょう。操作は画面の指示通りに行うだけなので、初めてでも比較的使いやすくデザインされています。
描画を開始する時は、マイプロジェクト画面右コーナーをタップ。左サイドにツールバーがでてきますので、マーカー、平筆、筆など、お好きな形状のツールを選択してください。
完成した作品はillustratorCCに転送して保存しておきましょう。
8bit painter
ドット絵の初心者でも、イラストや写真をインポートすれば簡単に変換してくれる便利なアプリ。キャンバスのサイズを選択して、小さなマス目に色を塗りつぶしていく作業なので、直感的にドット絵が描けることが特徴です。
装備されているツールは、塗りつぶしに切り替えるペンツール、色を消す時の消しゴム、マスの色抽出を行うスポイト、カレーパレットとピッカー、グリッドを消して確認できる機能もあり。
コツコツとドット絵を描くのが苦手な人は、メニュー画面から画像をインポートしてドット絵に変換することも可能です。画像の範囲を指定してトリミングができるので、風景などもドット絵にできるでしょう。
ドット絵はもともと興味がなくても、見る側から作る側になると違った雰囲気があり、魅力を発見できるはずです。NFTアートはどうやって作るのかな…と疑問を抱いている人も、ぜひこのアプリで作ってみてください。
ibis paint X
NFTアートをスマホで作るには、まずどのようなコンテンツにするかイメージ作りも大切です。ドット絵よりもリアルにしたい場合は、イラストやペイントもオススメ。
このアプリは無料ペイントアプリでは人気トップクラス。ダウンロードランキングでも上位にランクインするほど多数ユーザーがいます。アプリでできることは、イラストやキャラクターを描く、風景画、デッサンや静物画を描くこと。
LINEのスタンプやTwitterのヘッダーのテンプレもありますので、多彩な用途で使えるでしょう。ibis paint Xはブラシの種類が豊富で、ツールパネルのブラシをタップすると色々な種類が選択可能に。
ぼかしやGペン、ボールペンなど、作品の質感に合わせて選んでみましょう。色は色相設定と明暗設定ができますので、求める色まで微調整が可能です。
もうひとつ使いこなしたいのはレイヤー機能。線や色を分けて描けるので、カラフルでさらに立体感を出したいイラストにもオススメです。
まとめ
NFTアートをスマホで作るアプリは、従来のイラスト作成アプリ以外にもNFT化を意識したものまで多彩にあります。装備されている機能やツールはアプリによって違いますが、絵が苦手な人やNFTアートに挑戦してみたいと考えている人はぜひ使ってみてくださいね。