ここ数年で急速に人気を集めている「NFT」ですが、買ってみたいけれどまだ不安…という人は多いですよね。レンタルサービスは、そんな抵抗を感じる人にとってとても有利なチャンスをもたらすかもしれません。
それでは話題のNFTレンタルサービス「RentaFi(レンタファイ)」について詳しくご説明していきましょう。
RentaFi(レンタファイ)について
NFTは購入して自分で所有するものというイメージが強い中、今話題になっているのがNFTのレンタルサービスです。NFTの貸し借りを実現させた「RentaFi(レンタファイ)」の内容について詳しくご解説しましょう。
RentaFi(レンタファイ)とは何か?
「RentaFi(レンタファイ)」は、シンシズモ株式会社が今年8月4日に公開したβ版の無担保型NFTレンタルプロトコルおよびプラットフォームのことです。
ウォレットに保管している眠ったNFTコンテンツを貸し出して収益を得るというサービス。借り手にとっても初期費用をあまりかけずにNFTのユーティリティを利用できることが魅力です。
NFTを貸し出す際に、貸し手には「OwnersshipNFT」と「YieldNFT」と呼ばれる独自のNFT引換券とレンタル料金の引換券を発行し、貸しながら販売したり担保として預け入れたりすることが可能です。
テストネット版はすでに公開されているため体験した人もいるはずですが、β版のリリースによりコアコンセプトが体験できるようになっています。
レンタルできるものは?
レンタファイのNFTでレンタルできるものはゲームアセットで、ゲーム内の武器やカードなどがまずひとつ。他にも不動産、イベントチケット、NFTアート、メタバース、ファッション、ドメインなど、NFT市場で取引されるものはほぼ対象になっています。
特徴について
RentaFi(レンタファイ)は、ウォレット内で眠っている資産効率を高められることもメリットで、オーンチェーンレンタルができることが特徴です。
貸し手の所有権はそのままで、借り手は返却する際の手数料はなし。盗難のリスクもなく、何より無担保であるため双方の手続きも楽になりますね。
なぜレンタルするのか?
NFTのレンタルサービスは、今後さらに展開されることが期待されています。そもそもなぜ「レンタル」するかというと、現在は一人が同じコレクションを独占して所有している状況も多く、なかなか他の人に所有のチャンスがない背景があります。
またNFTを転売したいけれど、高値がついてなかなか積極的に手放せないというオーナーも少なくありません。高価なNFTや人気があるコンテンツは、必然的にウォレットで眠ってしまうため、機能を完全にするためにもレンタルという使い方がメリットを与えると考えられているのです。
NFTを所有したくても、よくわからないのでチャレンジできないという人は世界中に多く存在するでしょう。もっとNFTを身近に感じてもらうためにも、コミュニティを広げるチャンスとしてレンタファイのようなプラットフォームは今後も展開されると期待できます。
RentaFi(レンタファイ)の使い方について
興味がある人は、早速RentaFi(レンタファイ)を使ってみることもオススメです。基本的な使用ステップをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
借り手の手順について
まずは借り手の手順からご説明します。RentaFi(レンタファイ)の公式サイトにアクセスして、レンタルしたいNFTを検索しましょう。気に入ったコンテンツをクリックして「レンタル期間」の欄に時間を設定してください。
レンタル料金はレンタルする期間によって変わります。レンタル開始をクリックすると合計料金が表示されますので、その金額を入金。レンタルするものは、預かったNFTをラッピングして発行するWrappedNFTで受領することになります。
手続きが完了すると、自分のアカウントのダッシュボードにレンタル中アイテムが表示されるので確認しておきましょう。返却はレンタル期間終了時にプロトコルに自動的に返却されるため、レンタルビデオのように返却遅延でトラブルになることもないため安心です。
貸し手の手順について
NFTを誰かにレンタルしたい場合は、公式サイトのトップページ「lend」をクリック。次のページに進むと、現在所有しているNFTと貸し出し中のものが表示されます。
レンタルできるNFTは、レンタファイと提携しているものだけなのでご注意くださいね。貸し出し可能なコンテンツは「貸出」、貸出中のものは「貸出中」と表示されるので確認しておきましょう。
対象になるコンテンツを選び、最大レンタル期間と1日レンタル料金、ロック期間を設定してください。ロック期間というのは、レンタル開始後にNFTがロックされている時間のこと。
これらの設定が完了して「Lock your NFT」をクリックすると、次はOwnershipNFTと YieldNFTが作成され、レンタルが承認されると、ロック期間中はNFTを引き出すことはできなくなります。
デジタル漫画のレンタルもスタート!
NFTのレンタルはクリエイターとオーナー、どちらにとってもさまざまなメリットがあり、あらゆるNFTがレンタル規格になれば、さらにNFT市場も活性化されるでしょう。
そんな中「COMAWARI(コマワリ)」という注目のマーケットプレイスも登場しています。
コマワリとは?
株式会社ゴールドエイジが2022年10月にローンチをリリースしたコマワリというのは、二次流の収益化をさらに効率化することを目的としたデジタル漫画新時代の革命です。
コマワリの特徴は、従来のデジタル漫画ではできなかった二次流通の「売る・貸す・あげる」を可能にしたもので、一度買ってしまったら終わりだったコンテンツを新たな収入源として使う発想から誕生しています。
従来のリサイクル古書店では、出版した書籍は購入者の手に渡り、クリエイターには一次販売でしか収益がありませんでした。コマワリの仕組みは、出版社を通さずクリエイターからユーザーに直接取引が可能になり、販売価格も自由に設定できること。
ロイヤリティが設定できるため、二次流通でも収益獲得が可能なのです。今までのリサイクルシステムでは、何度も転売されてもクリエイターにお金が入ることはありませんでしたが、コマワリなら個人のペースでアップロードでき、転売市場も利益のチャンスとなっているのです。
クリエイターの創造性も高まるチャンス
コマワリは、レンタルや二次流通によって発生する利益が充分にクリエイターに還元されない現状を改善する目的と、漫画作品をNFT化して権利を明確にする目的があります。
NFTはブロックチェーン上で発行されるもので、唯一無二の価値がありますので、著作権などのトラブルになりやすい出版物もこれなら安心です。またNFT漫画を作成してレンタルまでできることで、もっとクリエイターやクリエイターを目指す人にとっても自由に創造性をアピールするチャンスが提供されることも魅力ですね。
漫画がNFTになると期待されること
NFTとしてレンタルされるだけでなく、漫画がNFT化されると「限定10冊販売」のように希少性で作品にプレミアがつく可能性があります。注目度が高くなれば、二次流通でも高値で取引されることも。
さらにコマワリのようなプラットフォームを活用すれば、出版社や漫画配信サイトを挟まずにダイレクトにユーザーに届けることができますので、販売価格、ページ数なども自由度が高くなります。
コマワリは、登録やNFT化のやり方はとてもシンプルに設定されていますので、NFTデビューが誰でも可能になるかもしれません。
まとめ
NFTをレンタルして、まずは市場動向を学ぶこともできそうですね。新たなプラットフォームやサービスがどんどん増えていますので、NFTの知識も常にアップデートが必要かもしれません。
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