NFTマーケットプレイスの選び方は、数がとても多くひとつに絞るのが大変で、しかもNFTに慣れていないと余計に選択基準がわからなくなってしまいます。
新しいところも続々と誕生していますので、選択肢が多い点についてはありがたいといえるでしょう。NFT取引をスムーズに行うためにも大切なマーケットプレイス。今回は選び方で迷った時のポイントについて徹底解説していきますね。
NFTマーケットプレイスとは何か?
NFTの最高額を記録する取引などが巷でも話題になっていますが、大手企業も積極的に参入しているNFT市場。マーケットプレイスとは何か、まずは詳しくご紹介しましょう。
NFTマーケットプレイスとは?
ブロックチェーン技術で所有者や製作者を記録するデジタルデータのNFT。アート、ゲーム、音楽など、あらゆる作品がNFT市場で売買されています。
世界的にも注目されているこのNFTですが、コンテンツを買いたいけれどどこで売っているのかわからない…という疑問があるでしょう。NFTマーケットプレイスとは、まさしくインターネット上でNFTの取引を行うプラットフォームなのです。
NFTの売る、買うというやりとりを行う場所で、今後の市場拡大がとても期待されている分野でもあります。
いくらで買える?
NFTマーケットプレイスは、転売する人も利用が必要になるプラットフォームになります。気になるのは価格ですが、マーケットプレイスではNFTはいくらから購入可能かというと、価格は販売者の決めた価格であったり、オークション形式になっていたりする場合もあるので多様です。
オークションの場合は、販売開始の価格よりも大幅に高値がつくこともあるので、その点は購入する際に理解が必要かもしれません。
NFTマーケットプレイスの選び方の5つのポイント
NFTを始める際に必ず選択が必要になるNFTマーケットプレイスですが、知名度が高い、利用者が多いということはもちろん、迷った時は次の5つのポイントを比較して判断してみましょう。
手数料を比較する
NFTマーケットプレイスの選び方で比較したいポイントは「手数料」です。利用にあたり購入や出品、販売時などに手数料がかかり、これはマーケットプレイスごとに異なります。
コストを抑えてNFT取引をしたい場合は、とくに慎重にチェックしておきたいですね。大手のNFTマーケットプレイスのコインチェックを一例に挙げますと、入庫手数料と出品手数料は無料。販売手数料として販売価格の10%と出庫手数料0.01ETHとなっています。
送金手数料にあたる「ガス代」は、ブロックチェーン上での取引量が多くなると高くなる傾向がありますので、NFTでよく利用されるイーサリアムブロックチェーンは近年ガス代高騰がよく話題にもなっています。
NFTマーケットプレイスの手数料はあらゆる要素を含んでいるものなので、手数料が上昇する可能性も意識しておくといいかもしれません。
仮想通貨の種類で判断する
NFTと仮想通貨は同じものではありませんが、NFT取引の際には決済手段として仮想通貨を使うことが一般的です。NFTマーケットプレイスによって取り扱う仮想通貨の種類が違いますので、すでに保有しているものがある場合は、それに対応するマーケットプレイスを選ぶことが必要になるでしょう。
もしくは新たに仮想通貨を入手する場合は、マーケットプレイスに合わせて対応することもできます。NFTマーケットプレイスは、一般的にイーサリアムの利用は可能になっていますが、場合によってはポリゴンやソラナなどしか対応しないものがあります。
欲しいコンテンツに合わせるか、もしくは保有している仮想通貨を使うか、優先順位を考えてNFTマーケットプレイスの選び方にプラスするといいかもしれません。
信頼度や安全性
日本は海外ほどNFT市場が拡大されていないため、マーケットプレイスも海外のものを使う機会がよくあるでしょう。海外だといけないということではありませんが、NFTや仮想通貨は近年ハッキングの対象になるリスクもありますので、セキュリティ対策は選ぶ際に重要になるポイントです。
NFT取引をする際、仮想通貨のウォレットと紐づけして行うこともありますので、個人情報や暗号資産の盗難被害も注意しなければなりません。NFTマーケットプレイスを選ぶ際は、安全性と信頼度の高いところを選びましょう。
国内のマーケットプレイスなら、その点問い合わせも気軽にできるので安心材料になるはずです。またNFTは世界的にも注目度の高い市場で、詐欺商品が流れることもありますので、NFTマーケットプレイスの運営元が明確であるか、コピー商品などを扱っていないか確認が必要ですね。
とくにNFTが初めてで、英語表記を理解するのが苦手な人は、購入ミスが少ない国内マーケットプレイスがオススメです。
利便性の高さ
NFTの取引は、仮想通貨の扱い方やコンテンツの買い方など、色々と難しく感じるところがあるはず。NFTマーケットプレイスの選び方は、そんな取引を少しでもスムーズにするために利便性にこだわって選ぶこともオススメです。
たとえば決済手段が仮想通貨となっていますが、最近は日本円決済やクレジットカードに対応している初心者向けのマーケットプレイスも増えています。
SNSのアカウントと連携してNFT取引が簡単にできるところもありますので、自信がない人はこのような利便性の高いところや操作がわかりやすいマーケットプレイスにすることもオススメです。
欲しいものがあるかどうか
NFTマーケットプレイスは出品者にとっても重要な場所ですが、購入する場合は欲しいNFTがあるかどうかをチェックしておくことが大切です。洋服屋さんのように、どこでも洋服は扱っていてもデザインや種類が異なるのと似ており、NFTマーケットプレイスごとの特徴がありますので、売買されるコンテンツがアート中心だったりゲーム関連だったり多種多様です。
購入したいコンテンツの種類がすでに決まっている場合は、それに合わせて出品数が多いマーケットプレイスを選びましょう。
NFTマーケットプレイス国内のオススメ!
NFTマーケットプレイスを初めて利用する場合は、国内でも次々と誕生していますので、まず検討してみてはいかがでしょうか。人気の2つのマーケットプレイスをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Coincheck NFT
初心者も使いやすいと評判のこのマーケットプレイスは、ゲームカセットやトレーディングカードなどのコンテンツを取り扱っています。決算に対応する仮想通貨はイーサリアムをはじめ、ビットコインやリップル、モナコインなど、多彩な種類があるので便利。
運営しているのは、国内最大級の仮想通貨取引所のコインチェックなので信頼できることも魅力になりますね。無料で口座開設ができることや、最短5分で申し込みが完了することも、ビギナーにとっては気軽にNFTに挑戦できる理由になりそうですね。
LINE NFT
取り扱いコンテンツはスポーツ、ゲーム、キャラクター、アニメ、ゲームがメインで、LINEが運営するNFTマーケットプレイスなので、LINEのユーザーなら利用しやすいサービスです。
決済の通貨はLINEのLINKやLINE PAYが使えることや、出品者は手数料がかかりますが、購入手数料は無料。口座開設もLINEと提携しているので、スムーズにできることが特徴です。
まとめ
NFTマーケットプレイスの選び方は、こだわりたい部分をまず優先してみるといいでしょう。急速に拡大しているNFT市場は、ビギナーでも利用しやすいサービスも増えています。
マーケットプレイスも特徴をそれぞれリサーチしてみると、自分の目的に合ったところが見つかると期待できます。