メタバース関連の仮想通貨は色々とありますが、特徴を理解して選ぶと、NFT取引もよりスムーズになるかもしれません。メタバースとは仮想空間や仮想空間内で行うサービスのこと。
現実世界に近い状態で他者とコミュニケーションがとれることは、新時代の体験になるでしょう。そこで早速ですが、メタバース関連の仮想通貨のおすすめ銘柄や選び方についてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
仮想通貨の選び方について
メタバース関連の仮想通貨選びは、次のポイントを意識してみましょう。メタバース上で作成されたデジタルデータは、NFT化されると唯一性が付与され、その取引のために仮想通貨が使用されるという関係性があります。
サービスに合わせて選ぶ
メタバースの仮想通貨は、それぞれのサービスに合ったものを選びましょう。メタバースプラットフォームは、それぞれが独自の仮想通貨を発行。利用したいメタバースに手持ちの仮想通貨が使えないということもあり得ます。
プラットフォームサービスは将来性の高いもので、できれば初心者でも始めやすいものがよいでしょう。アクセス数が安定しているものは信頼できそうですね。
また利便性を維持するためにも、アップデートを定期的に行っているかどうかもチェックしておきましょう。
信用度をチェックしよう
トレンドのメタバースに興味を持つ人は多いはずですが、プラットフォームはどれでもいいということではありません。仮想通貨を購入するリスクもありますので、規模や将来性、そして信用度や信頼度は必ず確認しておきましょう。
時価総額は100~300億円というのが目安といわれていますが、長期的に安定したサービスを受けるためにも、取引量が一日30億円以上あるかなど、目安基準で選ぶこともよいでしょう。
おすすめのメタバース関連の仮想通貨
さまざまな仮想通貨がありますので、知名度だけでなくあらゆることを判断して選ぶことがベストです。そこで人気が高いおすすめの関連銘柄をご紹介しますので、比較する際に参考にしてみてくださいね。
Enjin coin(Enjin Platform)
エンジンコイン(Enjin coin)は、ENJと表記されるメタバース関連の仮想通貨です。エンジンはプロジェクト名を指し、ゲーム開発者に対してゲームアイテムなどをトークン化してゲーム内に取り組む仕組みを提供しています。
エンジンコインの運営会社はシンガポールで創業された企業で、ゲーム好きに高く支持されているコミュニケーションツールが人気のプラットフォーム。ゲームコミュニティは25万以上存在するともいわれ、サービス内容は最大手ともいえるでしょう。
エンジンコインは開発チーム独自のトークン規格があり、スマートコントラクトでエンジンコインが格納されているような形。エンジンコインには暗号通貨のウォレット「Enjin Wallet」があり、ビットコインやイーサリアムなどの人気のブロックチェーンにも対応しています。
将来性で注目したいのは、今後アパートやホテルなどの不動産の所有権をトークンで発行し、個人投資家が参加できるクラウドファンディングを可能するプランがあること。ゲームを土台にしたエンジンコイン技術は、金融業界にも広がっていきそうです。
WAXP(ワックス)
WAXP(ワックス)はメタバース関連の仮想通貨で、ゲーム内アイテムを取引するサービスのOPSkinsが立ち上げたプロジェクトです。プラットフォームの名前はWAXで、トークンの名称がWAXP。
開発元はグローバルに活躍するゲームアイテムの売買サイトで、NFT売買も積極的に行っています。多くの仮想通貨取引所で上場しているため、取引も活発に行われているといえるでしょう。
ワックスは、最初はイーサリアムを使用して開発が進められましたが、ガス代高騰問題を受け、EOSを基盤にしていることが特徴。EOSベースは取引手数料が無料で、しかも処理スピードが速いことが魅力です。
またワックスはNFTマーケットプレイスでデジタルコンテンツを自由に売買でき、ユーザー間で直接取引できることも特徴でしょう。とても利便性が高く、有名企業のカプコンなどもワックスを利用しています。
SAND(サンド)
SAND(サンド)といわれたら、まずブロックチェーンのゲームを思い出す人がほとんどではないでしょうか。SAND(サンド)はゲーム「The Sandbox」内で使用する仮想通貨のこと。
メタバース上では通貨単位のSANDを使っています。サンドボックスは自分でアートやゲームを作り、他者に販売できるプラットフォームであることも特徴。
VoxEditという独自のツールを使い、ブロックを組み合わせて立方体のキャラクターやアイテムなどを作ることができます。またSAND(サンド)は、メタバース空間の仮装土地LANDと使って利益を得ることも可能。
方法としては、他のユーザーにLANDをレンタルして料金を徴収したり、他のユーザーに遊んでもらったりすることができます。一般的な株や仮想通貨のようにLANDを売買して利益を得ることも可能です。
イーサリアム(ETH)
ビットコインしか仮想通貨を知らない人でも、イーサリアムという言葉は聞いたことがあるでしょう。世界中で広く取引されているビットコインに次ぐ人気の仮想通貨。
ほとんどの取引所で取り扱っているので、入手で苦労することはまずありません。NFTマーケットプレイスやメタバースなど、決済で使うことが多くなっています。
イーサリアムは、スマートコントラクト機能を組み込んだ分散管理型プラットフォームのこと。ビットコインは送金や決済で使うケースが多いことに対して、イーサリアムはプラットフォームとして使うことが多くなっています。
スピーディな決済が可能であることや、発行上限がない点はイーサリアムの魅力。さらに信頼性が高く、強固なシステムが基盤となっていますので、ハッキングのリスクも低いと評価する専門家もいるようです。
NFTやメタバースではゲームやアート、トレーディングカードの取引が盛んに行われていますが、イーサリアムは「DApps(ダップス)」というアプリケーションを使い、金融や不動産などの分野でも実用化が進んでいます。
MANA(Decentraland)
MANA(Decentraland)は、VR空間で使われるメタバース関連の仮想通貨。Decentralandはブロックチェーン技術と仮想現実がコラボして誕生したプラットフォームで、ゲーム内では保有する土地の売買や他のユーザーが参加してデジタル通貨を売買するといったことも可能です。
イーサリアムブロックチェーンをベースにしていることが特徴。土地のLANDを手にするには、Decentralandが開催するオークションに参加するか、NFTマーケットプレイスで購入することもできます。
基本的にDecentralandは、ユーザーが経済活動を行うためのバーチャルリアリティ空間。そこで使う通貨がMANAということになります。
ATLAS(スターアトラス)
スターアトラスは、2620年の宇宙空間がベースになっているNFTゲームで、その中で使用されるものがATLASというトークンです。ゲームはマルチプレイヤー形式で、シューティングをはじめ、味方と助け合いながらバトルを展開するというストーリー。
ATLASはソラナチェーンを採用していますので、処理速度の速さが自慢です。ガス代も安いので、扱いやすさが魅力となっています。スターアトラスは幅の広いゲームなので、通常のメタバースと認識してもよいでしょう。
ATLASを保有するとゲーム内の地域を管理する、アイテムの売買で使うなど、色々と活用できる仮想通貨です。
まとめ
メタバース関連の仮想通貨は、独自のゲーム内で使えることが多くなっていますので、好みのタイプから始めてみるのもいいかもしれません。メタバースはあらゆる業界でも注目されていますので、他の仮想通貨の価格変動も注目しながら選んでみてください。
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