NFTで副業をしたいと思ったら、まず何から始めるべきなのでしょうか。今市場が注目されているNFTですが、投資だけでなくビジネスチャンスもありますので、副業としてチャレンジする人も増えています。
在宅勤務が増え、家で仕事をすることも可能になっている今の時代、NFTの副業は新時代のビジネス要素を含んでいるといえますね。そこで早速ですが、NFTの副業で主に行われている3つのパターンの特徴をご紹介していきましょう。
作品を作って販売する副業
ハンドメイド作品がネットでも人気になっている今の時代、NFTの副業も自分がアーティストになって売ることが可能です。その場合の始め方や基礎的な流れについてご紹介しましょう。
アートを作る
デジタルアートはNFTの代表的な販売アイテムで、芸能人の作品に高値がつくこともよくあります。アートやクリエイティブなことが好きな人なら、アイデアを活かして高収入を得ることが可能です。
販売されている作品は絵画や音楽、動画など、色々な種類があり、作り方も個性を活かすことができるため、実際に絵を描くのが苦手でも副業で成功できるチャンスはあるかもしれません。
作り方は「Photoshop」「Adobe」などのソフトを使用する人が多いようですね。作る際は著作権を侵害しないよう注意しましょう。
作った作品を販売する
NFTで副業する場合は、売買するための準備が必要になり、まず取引で使用する仮想通貨ウォレットを作成しなければなりません。NFTアートは普通のネット通販サイトで販売するものではなく、専用のマーケットプレイスが取引所になります。
売買で必要なお金は仮想通貨になりますので、資金の保管をするためのウォレットをインストールしておきましょう。オススメはメタマスクと呼ばれるウォレットで、Google chromeの拡張機能から追加できます。
マーケットプレイスのアカウント作成とアップロード
作った作品やコンテンツを出品するには、NFTマーケットプレイスのアカウントが必要になります。マーケットプレイスは種類がたくさんありますので、販売するジャンルに合わせてユーザーが多いところを選ぶこともオススメです。
マーケットプレイスの公式サイトにアクセスしたら会員登録を行い、仮想通貨ウォレットにアクセスできるよう手続きをしておきましょう。出品手続きは、作品をアップロードして販売がスタートとなります。
オークションサイトで古着を出品した時のように、商品の名前、詳細などの説明を加え、ロゴの画像を決定。販売方式はマーケットプレイスによって異なります。
よくあるのは定価販売とオークション販売。最近増えているのは、バンドル販売と呼ばれる別の作品と一緒にセット販売する方法です。販売方法と価格は自分で決めますので、必ず売りたいものは価格設定も重要なポイントになるでしょう。以上の手続きを完了すれば、作品がマーケットプレイスで公開されます。
転売する副業
NFTの副業は、自分でアートを作れない人でも可能で、転売するビジネスは興味がある人にはチャンスが多いといえるでしょう。では転売ビジネスを始める流れをご説明しますね。
転売は可能!
NFTの転売は禁止されていませんので、コンテンツを仕入れて販売することができます。NFTマーケットプレイスでも「二次流通」を可能しているところも増えていますので、副業もやりやすくなっているといえるでしょう。
NFTに興味があってもデジタルアートが作れない人はたくさんいますし、アート系のソフトの使い方が複雑で挫折してしまうことも。そんな場合でもNFT転売の副業は、自分が購入したコンテンツの値上がりの可能性があるため、トレンドを知っている人にもよいチャンスが巡ってくるかもしれません。
マーケットプレイスに登録する
転売でNFTの副業を始める際は、作品を作って販売する場合と同じく、仮想通貨ウォレットを作り購入しておきます。そして購入先となるNFTマーケットプレイスに登録して、欲しいコンテンツを検索。
検索方法はアートや音楽、トレンドなど、カテゴリーからも選べるようわかりやすくサイトが作られています。気に入った作品の購入手続きを進めて完了したら、作品は自分が所有するものとなります。
転売する
購入したNFTを販売するのはNFTマーケットプレイスで、自分のアカウントページから所有するコンテンツを選んで販売します。この際オークションにするか定価販売にするかなどを決定し、販売金額と販売期間を入力。最後に全て確認して出品したら販売スタートとなります。
オークション形式なら思った以上に高値がつく可能性はありますが、入札されないリスクがあることも念のために覚えておきましょう。
NFTゲームで副業
ゲームは趣味でやるものですが、動画配信のようにビジネス的な要素も近年注目されています。NFTもゲームで副業が可能なので、ゲーム好きな人は興味を持ちやすい分野になるでしょう。ではNFTゲームの副業の流れについてご説明していきます。
ゲームの始め方
NFTゲームで副業を始めるには、まずゲームアカウントの作成が必要になります。初心者なら初期費用が無料なNFTゲームが安心ですね。それぞれのゲームサイトにアクセスして、手順通りにアカウントを作成しておきましょう。
イーサリアム購入してウォレットへ
NFTマーケットプレイスでアートを買うのと同じで、ゲームの場合も仮想通貨が必要になりますので、取引の多くで使用されるイーサリアムなどを購入しておきます。
その場合の仮想通貨取引所は、初心者でも扱いやすいものがいいかもしれません。購入したらそのままでは使えないため、ウォレットと連携後に送金し、ゲームプレイが可能になるよう準備をしておきます。
ゲームで利益を出す
ゲームをプレイするだけでは副業にはなりませんので、アイテムを獲得して販売したり換金したりできるよう意識しておきましょう。ゲームでビジネスをするとなると、今までは大会への出場や動画配信などがメインでした。
しかしこれからは、NFTゲームで獲得したアイテムの共有や販売、さらにオリジナルキャラを作って売ることも可能に。NFTゲーム市場は今後も期待されていますので、副業を考えている人はマーケットプレイスでゲーム関連のコンテンツもぜひチェックしてみてくださいね。
副業の注意点について
NFTの副業はまだ普及していないため、なじみがない人も多くいるでしょう。逆に新しい市場なので、ビジネスチャンスは今後期待できるともいえます。では初心者が失敗しやすい注意点についてご説明していきますね。
確定申告について
副業は状況により確定申告が必要になりますので、NFTの副業も給与所得者なら利益が20万円以上になった場合は申告が必要になる可能性があります。
しかしNFTの副業収入については規定が明確でない場合もあるので、確定申告の時期になったら税務署で判断してもらうこともよいでしょう。
必ず利益が出るとはいえない
NFT市場が注目されており、副業も他の仕事とは違いライバルが少ないメリットはありますが、仕入れた作品が高値で売れると断定はできません。
またガス代と呼ばれる手数料もかかりますので、コストを安くするためのアイデアも必要に。さらにNFTの送金は、間違えてしまうと戻ってこない場合も多いので、最初はひとつひとつのステップで正確に間違えないよう慎重に手続きしてください。
まとめ
NFTの副業は「世界にひとつだけ」のものを扱うため、希少性が高く値段も高騰する可能性があります。転売をはじめ、いくつかの副業スタイルがあり、投資対象だけでなく利益を得る方法は今後も注目されていくでしょう。