NFTのホワイトリストという言葉は、最近よく聞かれるようになりましたが、意味がよくわからないという人も多いでしょう。そこで今回は基礎知識として知っておきたい、NFTのホワイトリストとは何か、重要なポイントをまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね。
NFTのホワイトリストとは何か?
NFTのホワイトリストはなんとなくイメージできそうですが、専門的すぎてわからない人もいるかもしれません。では早速ですが、どのような意味があるのか「ホワイトリスト」についてご説明していきます。
NFTのホワイトリストとは?
ホワイトリストは一般的にブラックリストと逆のもので、警戒する必要がないものをリストにしたことを指します。ではNFTのホワイトリストとはどのようなものなのかというと、プレセールに参加した人のリストを示しているのです。
取引所のIEOやIDO、またAirdropの参加時などに、事前にプレセールに参加する場合は期限までにホワイトリストに登録するという案内がくることがあります。
ホワイトリストはAirdrop、IEO、IDOのプレセールの前に登録して、お得な価格で購入する権利をもらうということ。一般的なケースで例えると、ショップセールの前に会員優先でセールに参加できることに似ています。またセールに参加する整理券のような意味もあることが特徴です。
ホワイトリストに登録するメリット
NFTのホワイトリストに登録するメリットは主に2つあります。プレセールなので、一般販売よりも一足先に購入できるため、安い価格が確保できること。
ホワイトリストはあくまでも「権利」なので、持っているだけではメリットになりません。プレセールに参加して購入することで初めてメリットを得られるものです。
そしてもうひとつのメリットは、ホワイトリストを持っていると整理券があるのと同じなので、ゆっくり買い物ができることも大事なポイント。NFTで注意したい点で、処理能力のスピードによってガス代も高くなる可能性があります。
しかしホワイトリストがあればオーダーが通りやすくなるため、ガス代争いでも有利になることが考えられるでしょう。一般販売だと、物によっては何千人単位でオーダーの競争になってしまいます。
注文殺到すると手数料が高くなるブロックチェーン世界の特徴がありますので、ホワイトリストはとても魅力的な存在になるでしょう。ガス代が高いと、2000円程度の商品でも手数料が1万円近くなることもあるので注意が必要ですね。これらのメリットを考えると、NFTの転売ビジネスでもホワイトリストのおかげでとても有利になります。
ホワイトリストの注意点
NFTのホワイトリストは、NFTの「購入優先権」のことなので、リストに登録されればプレセールでお得な買い物が可能です。しかし注意点として、NFTプロジェクト全てでホワイトリスト登録ができるわけではなく、世界的に有名なプロジェクトや成功しているプロジェクトなどで配布されることが多くなっていること。
またホワイトリストを入手しても使わないと宝の持ち腐れになることや、自動的にNFTが入手できる特典があるわけでもないことは意識しておきたいですね。
暗号資産のホワイトリストと同じ?
ホワイトリストはNFTだけでなく、暗号資産のホワイトリストもあります。両者は似ているようですが、少し違う意味があるので注意しましょう。NFTの場合は、あくまでもプレセールの権利をリストに登録すること。
暗号資産のホワイトリストとは、金融庁が認可する国内の仮想通貨取引所で扱う暗号資産一覧のことです。2022年5月現在では、暗号資産は世界に5000種類以上もあるといわれ、国内暗号資産取引所で扱うものは38種類前後。
ホワイトリストに入る条件としては、金融庁の認可基準に当てはまるかどうか。たとえば適切な取引を行う基準が定まっているか、秘密のカギが適切な方法で管理されているかどうかなど。
暗号資産のホワイトリストに入っているものは、ビットコイン・イーサリアム・リップル・ライトコインなどが挙げられます。ホワイトリストに入っているこれらの暗号資産は、他の暗号資産よりも信頼性と安全性が高いといわれていますので、ビギナーにとっても安心材料になるでしょう。
ただしホワイトリストの暗号資産でも、購入は自己責任になることは理解しておきたいですね。
ホワイトリスクに登録されるプレセール
NFTのホワイトリストは、Airdrop、IEO、IDOに参加する登録リストです。ではそれぞれの意味について詳しくご解説していきますので、プレセールに興味がある人は参考にしてみてくださいね。
Airdropについて
Airdrop(エアドロップ)という言葉で混乱してしまう人が最近増えているようですが、NFTのエアドロップとは、無償でトークンや仮想通貨が配布される魅力的なイベントのことです。
過去にもエアドロップは実施されており、企業が資金調達したい時にトークンの知名度を上げるマーケティングのひとつとして行うことが増えています。
エアドロップに参加するには、イーサリアムなどの指定の仮想通貨を保有していることや、SNSで投稿して拡散することなど。過去にはTRONのエアドロップやLUNAのエアドロップなどが行われました。
IEOについて
「Initial Exchange Offering」の頭文字をとったIEOは、簡単にいうと割安価格で新規銘柄を買ってもらうという仕組みのこと。注目度の高い銘柄だと購入希望者はどうしても多数になりますので、スムーズに購入するためにもホワイトリストが必要になるのです。
一般的にはIEOは応募者の中から抽選で当たった投資家を対象に、通常価格から割引で買うという流れがあります。安く買ったものは転売で利益を狙いやすくなることが魅力に。
仮想通貨トレーダーもIEOに注目しており、IEO自体がとても話題性が高いので、比較的割安で購入したものは大きく値上がりする可能性があり、仮想通貨の予約販売のような利用の仕方が可能になります。
IDOについて
「Initial DEX Offering」を略したIDOは、通常利用する仮想通貨取引所の代わりに分散型取引所を中間に置いて行う仮想通貨資金調達方法です。分散型取引所というのはブロックチェーン技術を使い、ユーザー同士の取引ができるところ。
通常の中央集権取引所と比べると手数料が安いことや、誰でも使えるメリットなどがあります。IDOは徐々に規模を拡大しているので、将来的に資金調達法として普及する可能性が考えられるでしょう。
NFTのホワイトリストに登録する方法
お得に買えるなら、NFTももちろんプレセールは見逃せません。ではどうすればホワイトリストに登録できるのか、いくつかの方法についてご説明しましょう。
ギブアウェイに参加する
「ホワイトリストギブアウェイ」という企画がたまにTwitterで開催されますので、ぜひ参加してみましょう。この企画はホワイトリストを配布するものなので、手軽にボタンを押して参加ができます。
Discord内で発言する
人気チャットツールのDiscordでたくさん発言をしてレベルアップすると、NFTホワイトリストを入手できる可能性があります。Twitterで行われるプロジェクトのDiscordに参加したり、ゲームに参加したりしてホワイトリストを獲得できる場合も。
さらにDiscordでBOTに確認をとると、ホワイトリストに登録できるケースもありますので、使いこなしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
NFTのホワイトリストは、SNSとの関連性などもあるようですが、転売したい人にとってはとても魅力的なNFTの購入方法になることでしょう。
プレセールに関してはSNSで情報発信されるケースも多いので、気になるところは日頃からチェックしておくといいかもしれません。