NFTの二次流通の流れや仕組みについて・副業を始める際の大切なポイント

NFTで副業

NFTは二次流通で利益を得ることができますが、そもそも二次流通とはどのような販売方法なのか、NFTの副業に関心がある人としては気になりますよね。そこで今回は、わかりやすくNFTの二次流通の流れや仕組みについてご説明していきましょう。

 

二次流通について

NFTの二次流通の流れや仕組みについて・副業を始める際の大切なポイント二次流通は、多くのビジネスで近年取り入れられている販売スタイルで、次のような特徴があります。

 

二次流通とは?

二次流通というのは、一度消費者が買った商品が再び市場で販売されることです。わかりやすくというと「中古品」の売買。一度着用した洋服を販売する古着屋さん、または読み終わった本を販売する古本ショップなどをイメージするといいかもしれません。

二次流通は、店頭販売以外にも中古品を販売するオークションサイトなども仲間のひとつ。二次流通はリユース市場とも呼ばれ、アプリやネットショップ、店舗など、全てを合わせると2兆円以上の市場規模になるともいわれています。

 

プライマリーマーケットについて

二次流通は、あらゆる業界で注目されている販売スタイルで、昔からあったことなのですが、あらゆる販売方法がある今の時代、二次流通市場はさらに活性化しています。

対象になる商品は多種多彩、洋服、家具など、色々なものがありますが、投資市場でも同様のことが行われています。すでに発行された証券などを投資同士が売買することは、古本と同じで二次流通と呼ばれ、専門の取引所もあります。

企業や国が新規に発行した証券を、仲介者を通じて投資が購入するのは「プライマリーマーケット」。そこで購入された証券を売る流通市場が二次流通となります。

 

二次流通のメリット

一般的に考えられる二次流通のメリットは、販売者が自由に価格設定できる点です。一次流通(プライマリーマーケット)では、希望小売価格などが設定されているケースが多いため、一定基準に従って価格を設定する必要がありますが、二次流通になると希望価格で販売が可能になります。

ということは、一次流通で購入した金額以上で販売が可能になるということ。二次流通は購入者にとっても場合により価格交渉の余地がある、洋服なら同じ商品が新品でも安く買えることなどもあります。

ただし一般の二次流通は新商品とは違い、欲しいものにすぐに出会えるとは限らないため、こまめに発売情報をチェックする必要もあるでしょう。

 

NFTの二次流通について

NFTの二次流通の流れや仕組みについて・副業を始める際の大切なポイント最近あちこちで話題になっているNFTの二次流通。NFTの場合はどのような流れや仕組みがあるのか、わかりやすく詳しくご解説していきましょう。

 

NFTの二次流通とは何か

洋服や家電などの二次流通とNFTの二次流通は、少し違ったメリットがあります。アパレル業界なら同じ商品を販売していますが、NFTは唯一無二のデジタルトークンで、世界にひとつしかないものを二次流通することになりますので、同じ商品を安く買うという感覚にはなりません。

NFTの二次流通は一般的な場合と共通するのは、クリエイターから購入したものを販売するということ。その点は、一度使ったものをリサイクルショップに販売するのと似ています。NFT市場では、二次流通を活用したビジネスも注目され始め、高額取引されるものも多数あり大きな可能性を秘めているといえるでしょう。

 

クリエイターに還元される

NFTの二次流通と洋服の二次流通を比べると、一番の違いはクリエイターに還元されることです。たとえば中古のブランドバッグ。一次流通のブランドショップで直接購入する時はメーカーの利益になりますが、バッグの持ち主がオークションサイトなど二次流通として販売した場合、その売り上げは販売者だけに入ります。

NFTの場合は、二次流通の販売者と購入者でやりとりされるお金の一部がクリエイターにロイヤリティとして還元されることが特徴なのです。それは今後作品を作ってNFT市場で活躍したい人にとってはとても魅力になりますし、二次流通を頻繁に繰り返すたびにクリエイターにもお金が入るということに。

NFTが唯一無二のものなので、そのような付加価値がつくといえるでしょう。

 

NFT二次流通の手順について

では実際にどのようにNFTが二次流通されるのか、流れをご説明します。副業としてNFTを二次流通で販売するには、まず一次流通でNFTを買う、もしくは二次流通でコンテンツを購入しておきます。

自分が所有するものができたら、NFTの二次流通が可能なマーケットプレイスで設定を行います。有名な「OpenSea」というマーケットプレイスの場合は、購入したコンテンツが保管されているウォレットに接続し、販売したい作品ページに移動。

対象になるコンテンツを表示したら「Sell」を選択して、販売価格・販売期間など、必要事項を入力します。終わったら「コンプリートリスティング」を押し、ウォレットで販売できるよう認証を行う、また取引で使用する通貨の認証などを行い、最後に同意署名したら二次流通の販売がスタートです。

 

二次流通のNFT副業を始める大切なポイント

NFTの二次流通の流れや仕組みについて・副業を始める際の大切なポイントNFTを活用するビジネスが最近注目されていますが、二次流通は一般的なオークションや転売経験がある人なら比較的挑戦しやすいかもしれません。では成功させるために意識したい大切なポイントをいくつかご紹介しましょう。

 

手順と手数料は異なる

NFTの二次流通は、自分が所有するコンテンツを販売する仕組みなので、さほど複雑ではありませんが、販売方法や手順についてはNFTマーケットプレイスによって異なりますので、それぞれのやり方に従って出品してください。

そして忘れてはいけないのは、二次流通の舞台となるマーケットプレイスを利用するとガス代(手数料)がかかること。なぜ手数料が必要かというと、NFTはイーサリアムチェーンを利用するため、取引で手数料が発生するのです。

銀行間で送受金する際に手数料がかかるようなことだと考えてもよいでしょう。ガス代はNFT売買時やクリエイターがNFTを発行する際にもかかり、価格はマーケットプレイスごとに違います。

できるだけガス代を節約したいなら、利用するマーケットプレイスを比較しておくこともいいかもしれません。

 

仮想通貨が必要になる

NFTは現金で売買するものではなく、「仮想通貨」が必要になります。二次流通で転売する際も同じ。メインで使用されるイーサリアムは、事前に仮想通貨取引所で購入しておきましょう。

取引所は無料で口座開設できるところもあり、スマホのアプリで簡単に仮想通貨の送金ができるところも増えていますので、機能性の高いところで口座開設するといいかもしれません。

 

注意点について

一般的な「もの」の転売とは違い、NFTは事前の設定がありますので、多少面倒に感じるかもしれませんが、手順通りにやればスムーズに販売できます。

二次流通はNFT市場がとても活発で注目され、マーケットプレイスのユーザーも増加傾向があります。世界にひとつのものを販売するので価値がつきやすいことや、コンテンツの破損や紛失の心配が少ない点はメリット。

逆に手数料がかかることや、NFTの最低限の知識を学んでおく必要がある点、法整備が完全に整っていない状況なども把握しておくことも大事です。

また二次流通は違うマーケットプレイス間ではできないことも多いため、限られた範囲になるので、できるだけ規模の大きなマーケットプレイスを利用したほうが安心ですね。

 

まとめ

NFTの二次流通は、仮想通貨やデジタルコンテンツに関する知識を増やすよいチャンスになるでしょう。はじめはわからないことが多いかもしれませんが、一般的な転売ケースをイメージすると馴染みやすくなるかもしれません。

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