NFTっていくらから購入できるものなの?取引に必要な資金やコストについて

NFT初心者向け

NFTはいくらからできるのか、慣れない人は必要資金について疑問を抱くこともあるでしょう。株の購入やビットコインの購入など、最近は色々な投資方法があり、初心者でも初期費用があまりかからず始められるサービスがいくつかありますよね。

そこで今回は、今話題のNFTはいくらから購入できるものか、必要資金やコストなど、事前に知っておきたいポイントをご解説していきましょう。

 

NFTを始める際のコストについて

NFTっていくらから購入できるものなの?取引に必要な資金やコストについてNFTは非代替性トークンのことで、ブロックチェーンで発行され流通していますので、ハッキングやコピーは難しくビットコインなどよりも価値があるともいわれています。

NFTアートやNFTゲームなどでも人気があり、急速に注目を集めていますが、資金はいくら程度必要なのでしょうか。

 

いくらあればできる?

NFTアートが75億円で落札されるなど、世界を賑わすニュースが連日報道されていますが、そんな高額取引になるくらいなので必要資金も相当必要になるようなイメージがありますよね。

資金を考える際に知っておきたいのは、NFTは主にイーサリアムという仮想通貨を使うため、最初に暗号資産取引所のアカウントを開く必要があります。

そこでNFTアートの売買に必要になる仮想通貨(暗号資産)のウォレットを作り送金するのですが、取引所によって最低取引金額が異なりますので、場所によっては100円から仮想通貨の送金ができるところもあります。

しかしあくまでもこれはNFTアート購入のための送金準備の段階なので、いくらから購入できるかはアート作品次第。日本円にすると、安いものなら3万円~5万円に相当するものなどもあります。

ピークの時は43万円くらいが目安の場合もありましたが、価格帯は大半幅広く、思ったほど高額ではないコンテンツもある印象を受けるはずです。

 

適正金額について

NFTはいくらからコンテンツが購入できるか、目安を判断する際に参考になるのは出品者の適正金額です。自分で作った作品をいくらで出品するかというと、0.1 ETH(2022年2月時点レートで約40,000円)が目安といわれています。

その理由は、出品する際にガス代と呼ばれる手数料が0.04~0.05ETH(イーサリアム)ほどかかりますので、もし0.1ETHで売れても手数料を引き、さらに出品するマーケットプレイスの手数料も販売金額の2~15%ほど差し引かれると、出品者には2万円ほどの利益が残ることに。

コンテンツを作成するにはパソコンの光熱費、ソフト代などもかかりますので、たとえ半分手元に残っても、実際はもっと低い利益になる可能性があります。

そのような出品者側のコストを考えると、0.1ETHはこれ以上安くはできない価格といえるかもしれません。

 

最低金額が設定されている場合もあり

最初はできるだけコストを抑えてNFTにトライしたいと思うのは当然のことです。しかしビットコインのように低コストで暗号通貨を手にしたくても、利用するNFTマーケットプレイスで最低金額を設定している場合もあるので注意が必要です。

大手のマーケットプレイスでも、0.1ETH未満の作品やコンテンツは出品できないことがあります。この場合はもっと安く買いたくても無理で、転売するとなると最低でも0.1ETHが最低ラインとなるでしょう。

 

仮想通貨取引所のコストについて

NFTっていくらから購入できるものなの?取引に必要な資金やコストについてNFTはいくらで購入できるか理解するためには、仮想通貨取引所の開設時にかかるコストなども踏まえておく必要があります。なるべく予算を抑えるなら、手数料で取引所を比較することも大切です。ではNFT売買で知っておきたい仮想通貨取引所のコストを見ていきましょう。

 

手数料の種類について

いきなりNFTアートをマーケットプレイスで買うことはできませんので、事前に仮想通貨取引所の口座開設が必要です。利用の際に必要な手数料には、取引手数料、販売手数料、入金手数料などがありますので、コストを抑えるなら取引所の手数料を比較しておきましょう。

最近は販売所手数料が無料、入金手数料が無料というところも増えていますし、新規で口座開設するとポイントがもらえる特典などで顧客を集める取引所もあります。

 

販売手数料と取引手数料の違いについて

同じような名前の手数料があると、二度払っているような感覚になることもあるかもしれません。勘違いしやすいのは、販売手数料と取引手数料の二つ。

取引手数料はイーサリアムなど、NFTを購入する際に必要な仮想通貨の売買に伴う手数料で、個人間の取引のように人と人との間で生じるもののこと。

販売手数料は、販売所と人の取引で発生する手数料となります。わかりやすい例なら、車を購入する時のように、個人間で中古車を売買する時よりも、ディーラーを通すと手数料が高くなりますよね。

それと同じことが販売所との売買で起こりますので、取引手数料よりも販売手数料のほうが割高になります。

 

入出金もお金がかかる

仮想通貨は日本円を専用ウォレットや口座に入金しますので、その際の入出金も手数料がかかります。金額は取引所によって異なり、銀行の種類に関係なく、無料のところや出金だけ有料など色々。

また通貨によっては、スプレッドと送金手数料が変わる場合もあり、ビットコインの場合に手数料がかかるなど、事前にリサーチしておきましょう。

 

NFTマーケットプレイスのコストについて

NFTっていくらから購入できるものなの?取引に必要な資金やコストについてNFT売買は、専用のマーケットプレイスを利用することになります。仮想通貨取引所と同じく、ここでも手数料がかかることを覚えておきましょう。

 

手数料の種類について

NFTマーケットプレイスでかかるものに「ガス代」と呼ばれる手数料があります。この手数料はNFTの売買、送る、自分のウォレットから仮想通貨を送金する、新しくNFTを発行する時などにかかり、マーケットプレイスは利用者が増えるほどガス代が増える傾向があるでしょう。

一例をご紹介しますと、ユーザーがとても多い人気の「OpenSea」の場合は、初回の出品時に取引量の2.5%のガス代がかかります。

 

ガス代が高い理由は?

NFTマーケットプレイスのガス代は、それぞれ利用するところで違いますが、平均すると高いというユーザーの声がよく聞かれます。なぜガス代が高くなるかというと、NFTの注目度が高くなり市場が拡大されるとガス代が上昇するという仕組みがあるようです。

かつてガス代が上昇した2020年は、分散型金融のディーファイ市場が拡大したことが背景にあり、イーサリアムが採用されガス代が上場。次に高くなったのは、NFTがトレンドになり世界中で注目され始めた2021年2月。

今後も仮想通貨使用やNFTの注目度次第では、ガス代が変動する可能性があるでしょう。

 

ガス代は安くできるの?

NFT取引の手数料を安くするためには、マーケットプレイスのガス代を節約する裏技があります。方法は処理速度を低速にすると若干安くなる可能性がありますので、人気のあるマーケットプレイスを利用する際、処理速度が変えられる時は低速にしましょう。

この速度は処理の承認にかかる速さで、基本的には10分ほどで処理は承認されます。あまり急ぐプロセスでもなく、数時間かかることも少ないため、よほどの場合でない限りは低速にしておくと安心です。

またもうひとつの方法は、利用するマーケットプレイスをできるだけガス代の安いところにすること。ガス代の発生するタイミングが少ないところなら、長く利用する場合にコスト節約につながるでしょう。

 

まとめ

NFTはいくらからできるかという疑問は、これから始める人にとって気になるところですよね。仮想通貨の入金やNFTマーケットプレイスの利用時の手数料など、各所手数料が発生する可能性がありますので、慣れない人はできるだけコストを抑えてまずは挑戦してみることもオススメです。

関連記事

特集記事

TOP