NFTアートとクラウドファンディング新時代の関係!支援者はNFTがもらえるって本当?

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NFTアートとクラウドファンディングがコラボすると、多様なメリットがあるようですね。どちらも全く違う要素を持っているものですが、支援者をもっと増やすためにもNFTは大きなきっかけになると思われます。

そこで今回は、注目したいNFTアートとクラウドファンディングの関連性についてご紹介していきましょう。

 

クラウドファンディングについて

NFTアートとクラウドファンディング新時代の関係!支援者はNFTがもらえるって本当?SNSでもよく耳にする「クラウドファンディング」。特徴や種類など、基礎情報をまずご紹介しましょう。

 

クラウドファンディングとは?

「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」と合わせた造語で、不特定多数の人からインターネットで資金を調達することです。たとえば起業する際に資金を調達するなら、金融機関からの借り入れやベンチャーキャピタルの出資などがイメージされますが、クラウドファンディングはもっと手軽であらゆる目的の資金調達ができることが魅力。

インターネット上で行うため、拡散性の高さもあり近年とても注目されています。そもそもクラウドファンディングの始まりは、インターネットが普及してきた2000年代のアメリカ。

「Indiegogo」「Kickstarter」などが代表的なサービスとして知られています。日本では2011年にクラウドファンディングの初めてのサービスが提供。その後もさまざまなサービスが展開され、本格的に活動が行われています。

 

クラウドファンディングの種類について

クラウドファンディングでは、新しい商品を作りたい人や社会問題を解決するための資金調達、医療費の調達など、あらゆる目的を持った起案者が存在します。

サイト内でこれらの発信者の呼びかけに対して共感した人や応援したい人が支援者となり資金を援助。クラウドファンディングの具体的な種類は主に6タイプあり、まずは「購入型」で、支援者がお金を支援したリターンとして物やサービスを獲得する仕組みがあります。

おなじみの「寄付型」は起案者のプロジェクトにお金を寄付するもので、リターンは基本的に発生しませんが、お礼の手紙などを受け取ることもあるでしょう。

他にも企業の融資に活用される「融資型」、株式を発行してもらう「株式投資型」、さらに「ファンド型」「ふるさと納税型」のクラウンドファンディングもあります。

 

支援のリターンがNFTに?!

NFTアートとクラウドファンディング新時代の関係!支援者はNFTがもらえるって本当?今話題を集めているクラウドファンディングのニュースで、返礼品としてNFTアートがもらえるプロジェクトが実施されているとのこと。支援もでき、さらに自分にもメリットがある新しい形のクラウドファンディングについてご紹介しましょう。

 

国内初の新しい寄付とは?

NPO法人アラジは、西アフリカのシエラレオネ共和国で教育支援を行う団体で、2022年8月19日より「VAI! クラウドファンディング」で返礼品がなんとNFTアートというクラウドファンディングプロジェクトを開始。

支援の受付は9月30日23:59までで、目標金額は100万円です。返礼品のNFTアートに興味がいきやすいのですが、まずはこの寄付についての概要をご説明します。

集まった資金は、シエラレオネの教育設備が不足する農村分の学校に寄付されるとのこと。毎月定額の現金給付を行うプロジェクト「小学校給付支援」を推進します。

 

子供たちの教育をサポートできる!

NFTアートとクラウトファンディングがコラボするこのプロジェクトは、子供たちの教育環境をサポートする大切な役目があります。シエラレオネは過去11年間内戦に苦しみ、3人に1人の割合で児童労働に従事するという状況。

毎年5人に1人は小学校を卒業できないほどの教育環境が特徴です。とくに農村部となると、机や黒板などの設備が不足している施設が約半数あるともいわれています。

NPOアラジは約8年間にわたり、貧困家庭の子供たちに教育のチャンスを与える活動を続けており、資金の援助だけでなく学校運営や収支計画などもサポートし、あらゆる角度から小学校支援を届けています。

 

返礼品のNFTアートについて

NFTアートがクラウドファンディングの支援者に返礼されるこのプロジェクトですが、NFTアート作品を提供するのは多様なバッググラウンドを持つ人たちで、障がい者アーティストも活躍しています。

クラウドファンディングの支援金5%は、これらのアーティストが所属する団体へ支援金として支払われるため、貧困な子供たちだけでなくクリエイターのサポートもできることになります。

NFT作品名「太陽」(アーティスト スターシード和)というシエラレオネに昇る太陽を題材にしたアート、「海が青いと誰が決めた」(アーティスト エクリン)という抽象的な青い海を題材にしたカラフルな作品など、起案者の願いや思いを込めた素晴らしいNFTアートが厳選されています。

 

支援の手順について

このプロジェクトは、支援型で返礼品としてもらうアートはNFTコンテンツのため唯一無二の価値があります。返礼品のNFTアートは5タイプで、それぞれロット数は10。

各NFTにシリアルナンバーが付与され、二次流通や譲渡付加できないNFTとなっているのでご注意ください。支援をしたい人は、まず「VAI! クラウドファンディング」のホームページにアクセスしプロジェクト内容を確認。

募集期間内に支援(決済)を行い、その後はプロジェクトの進歩状況を随時確認しておきましょう。NFTアートの返礼品がどのように届くのか、流れもチェックしておくと安心ですね。

このクラウドファンディングは、全ての支援者にお礼メールが届き、NFTアートの返礼品は1万円支援ごとに1点もらえるという仕組み。それぞれの作品から「支援する」をクリックして決済を行ってください。

 

多種多様なNFTとクラウドファンディング!

NFTアートとクラウドファンディング新時代の関係!支援者はNFTがもらえるって本当?NFTに興味があり、誰かを支援したいという思いは新しい寄付のスタイルで叶えることができます。現在もさまざまなプロジェクトがありますので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。

 

NFTでまちづくりを変えるプロジェクト

株式投資型のクラウドファンディング「〈累計調達額約5.5億円〉NFTが、まちづくりを大きく変える一票に。“社会貢献×Web3”クラウドファンディングサービス『Open Town』」プロジェクトが先日リリース。

目標募集額は2502万円で、投資1口9万円で上限応募額は9999万円です。申し込み期間は9月9日~13日。このクラウドファンディングを運営するオープンタウンは、地域のNGOや自治体、企業などが中心となりプロジェクトを運営し、NFTアートを作成・販売して資金を集めるというもの。

購入者に付与される投票権でプロジェクトの方向性を決定し、集めた資金でまちづくりをサポートする活動を行っています。

 

「CAMPFIRE」でNFTリターンが設定可能に

大手クラウドファンディングサービスのCAMPFIREでは、2021年9月にすでにNFTの発行と販売を可能にする取り組みを発表し実施中。このコミュニティはファンとクリエイターがつながり、創作活動の資金援助を継続的に続けることを目的にしたプラットフォームであることが特徴です。

従来の期間限定で支援募集するプロジェクトに加え、月額課金型の資金調達をすることでも知られています。新たな取り組みとして、クリエイターが自ら製作するデジタルコンテンツをNFT化したものを支援者にリターンできる設定が可能に。

これによりNFTに興味がある人の支援の幅も広がりますし、クリエイターのサポートも実現できるのです。

 

まとめ

NFTとクラウドファンディングサービスが一体になると、さらにNFT取引も活性化されるでしょう。社会貢献に興味があってもなかなか行動に移せなかった人は、この機会に新しい寄付のスタイルを挑戦してはいかがでしょうか。

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