メタバースの始め方や使い方の手順などが最近よく話題になりますが、そもそもメタバースとは何か、NFTを始める際に疑問を抱くところですよね。そこで今回は、メタバースの始め方などについて詳しくご解説していきましょう。
メタバースとは一体何?
NFTのやり方をリサーチするとよく目にする「メタバース」。何をするためのものなのか、早速基本情報についてご解説していきます。
メタバースについて
メタバースは「高次」「超越した」という意味を持つ「メタ」と、「宇宙」を意味する「ユニバース」をつなげた言葉。簡単に説明すると、メタバースは仮想空間のことで、インターネット上で利用するものです。
人間が参加するバーチャル空間でARやVRを使い、自由にカスタマイズしたアバターで他の人とコミュニケーションをとったり、独自通貨で買い物ができたりするところ。
今までのようにゲームでアバターを動かすのとは違い、現実世界の体があり、しかも自分が行動できる仮想空間がメタバースなのです。
こんな時に利用できる!
仮想空間といっても抽象的でわかりにくいかもしれませんので、メタバースの技術がどのように使われるか、利用例についていくつかご説明しましょう。
まずは「オンライン会議」。時代背景の変化により、利用者が急増したZOOMは誰しもご存知かもしれませんが、メタバースなら仮想空間でアバターの姿でミーティングが可能です。
VRを使えば、実際にパソコンを操作しながら仮想空間で隣同士で仲間と打ち合わせができるような気分に。最近人気があるゲーム。たとえばオープンフィールドのゲーム世界なら、ゲームのキャラクターを自分が操作してあちこち歩けることや、ロード時間の削減も可能になります。世界を移動できるため、活動範囲の狭いゲーム空間が幅広くなるでしょう。
またメタバースはバーチャルライブでも使うことが増え、リアルな空間で仲間と一体感まで得られるのです。実際に開催されたメタバースのイベントは、アメリカのラッパー、トラヴィス・スコットが「Fortnite」でバーチャルイベントを開き、2020年カリフォルニア大学バークレー校の卒業式を「Minecrfat」で行ったことも話題になっています。
NFTとの関係
NFTの買い方でとても重要な存在のメタバースですが、両者の関係性についてご説明します。NFTはネット上のデータ改ざんができないよう、お互いに監視し合う仕組みのブロックチェーン上で取引を行うもので、唯一無二のデジタルデータを所有する技術のことです。
NFTの技術を使えば、世界にたったひとつの資産として作成が可能になり、偽物が出回ることはありません。そこで関連してくるものがメタバースなのです。
仮想空間内の土地や建物もNFT技術で資産化でき、NFTビジネスの土台となり今後も活発化すると期待されています。
メタバースの始め方について
メタバースを始める手順についてご説明します。ステップはNFTの買い方との共通点がいくつもありますので、初心者でもさほど複雑には感じないかもしれません。
必要なもの
メタバースは細かい定義はありませんが、仮想空間を使うサービスの総称で、色々な種類がありますので、場合によって必要なものが若干異なるかもれません。
基本的にメタバースの始め方で必要なのは、仮想通貨と仮想通貨の口座。そしてメタバースを利用の際に必要になる「MetaMask」というウェブのお財布です。
ツールはVR対応のパソコンやコントローラー、VRゴーグル、そしてメタバースのサービスアカウントです。
始め方の手順について
メタバースの始め方は、コンテンツなどの売買で必要になる仮想通貨が必要になりますので、仮想通貨取引所の開設を行っておきましょう。日本国内だけでなく、世界共通の仮想通貨を持っていれば取引がスムーズになります。
国内の仮想通貨口座を開設したら入金して仮想通貨を購入。メタバースでプレイするには専用コインが必要で、そのコインは国内取引所で現時点では取り扱っていませんので、海外の口座も開設し、保有している仮想通貨をメタバースのサービスに合わせて専用コインに換金します。
MetaMaskとメタバースの連携
メタバースの始め方は、コインを入手したら次は仮想通貨ウォレットに保管します。MetaMaskは、トークンやゲームのアイテムなども保管ができますので、コインを手に入れ送金しておくとメタバースにログインも可能になります。
MetaMaskの口座開設は不要で、chromeの拡張機能でダウンロードできます。次はMetaMaskとメタバースのプラットフォームの連携をして、メタバース上で使えるように準備します。
メタバースのプラットフォームは、トップ画面から設定を介して指示通りに入力すると、連携がスムーズにできるように設定されているものが多くなっています。
メタバースを使ってみよう!
ではいよいよ実際にメタバースでプレイしてみましょう。始め方としては、最初にトークンなどの購入が必要なので、MetaMaskに仮想通貨が入金されているか確認しておいてください。
遊び方はゲームのプレイ以外にも、ゲーム内のキャラクターの売買、NFTの取引で副業目的として始めることも可能です。注意したいのは、パスワードや秘密のカギをなくさないこと。
見覚えのないURLにはアクセスしない、送金の際はアドレスの入力ミスに気をつけるなど、慎重にセキュリティ面も意識してご利用ください。
メタバースのメリット
メタバースには魅力的な特徴が色々とありますので、それぞれ詳しくご紹介しましょう。
ビジネスで活用できる
オンラインで会議や打ち合わせをすることが増えていますが、メタバースを使うとアバターを通してコミュニケーションをとることができるようになります。オンライン会議以上にコミュニケーションがとりやすく、業務もスムーズになる点がメリットでしょう。
イベントに参加できる
従来のライブやイベントはその場所まで行く必要がありましたが、メタバースのメリットとしては仮想空間上で実施されるため、あらゆるイベント体験が可能です。仲間と一体感が味わえるのは、3Dとは違った魅力ですね。
自由に空間を構築できる
メタバースは建物などを自由に作ることができますので、ビジネスならオフィス、イベントならコンサート会場など、仮想空間特有の自在な構築はクリエイターにもとても好評です。
メタバースのデメリット
メタバースの始め方は思ったよりも簡単で、あらゆる活用例があるので興味深い世界になります。しかし注意したい点もありますので、デメリットも意識しておきましょう。
現実世界のコミュニケーションが変わる
リアルなコミュニケーションが可能になるメタバース空間が増えると、現実世界でのコミュニケーションが減る可能性があります。メタバースはまだ開発が進む段階で、新しいサービスや技術が誕生していますので、現実世界とのバランスは今後安定するかもしれません。
しかし正しく使いこなすことが「コミュニケーション」という大切な人とのつながりに影響を与えるリスクもあるので注意しましょう。またメタバース空間は没入感が高い特徴もありますので、夢中になるとなかなか抜け出せず依存してしまうリスクもあることも指摘されています。
ウォレットのデメリット
仮想通貨を使いゲームをプレイする場合は、専用のお財布「ウォレット」を使う必要があります。稀にこれがハッキングされるという事件もありますので、利用者が適切に使うことも必要になっています。
セキュリティに特化したウォレットを使う、またはバージョンアップなども定期的に意識しておきましょう。
まとめ
メタバースの使い方は、ステップごとに口座開設や入金など、NFTと関連性もありますので、一度流れを体験すると、スムーズに色々なケースで使いやすくなるでしょう。
セキュリティはとくに注意したい点なので、仮想世界をめいっぱい楽しむためにもあらゆる角度から考えてみてくださいね。