仮想通貨はNFTで使用するもので、色々な種類があります。特徴としては、NFTコンテンツは仮想通貨のように同じ価値で交換ができるものはありませんが、取引する際に仮想通貨で使用するブロックチェーンの技術を使っていること。
そのためこれからNFTで収益を得たい人は、仮想通貨との関連性や種類についても理解しておくと、さらにわかりやすくなるでしょう。
NFTに関連する仮想通貨6選
NFTに関連する仮想通貨とは、ブロックチェーンのプラットフォーム上でNFTが作れる基軸通貨のことです。この通貨は、取引所に上場しているものがすでに100種類以上も存在するといわれていますので、全てを把握するのは大変かもしれません。
ではその中でも特に注目されている6種類について、特徴をご紹介していきましょう。
エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインは、シンガポールで2009年に創業されたEnjinが運営するNFTプラットフォームの仮想通貨です。特徴はゲームとの結びつきが強く、大企業と提携しているため、仮想通貨の種類でもおなじみ。
エンジンコインの魅力は、ゲームで利益を出せる仮想通貨で、レアアイテムやキャラクター、オリジナルカードなども販売もできます。さらにエンジンコインを運営するエンジン社は、マインクラフトをブロックチェーン上でプレイできる「エンジンクラフト」をリリースしていることでも知られています。
従来のマインクラフトはアイテムの売買はできませんでしたが、エンジンクラフトなら可能に。マイクロソフト社は、2021年にエンジンクラフトを使いNFTを獲得できるブラウザゲームを開発しました。
またエンジンプラットフォームを使えば、ゲームで買ったアイテムを溶解(メルト)して仮想通貨に戻すこともできるので、柔軟性が高い仮想通貨の種類といえますね。
チリーズ(Chiliz)
チリーズはファンが多い海外のサッカーなど、スポーツクラブとファンをつなぐプロジェクトで使う仮想通貨のこと。ファントークンとも呼ばれ、コインチェックと提携を発表し注目されている仮想通貨の種類です。
チリーズはスポーツクラブが発行していることや、トークンを所有するファンはクラブの報酬や特典などを受けられることも魅力。チリーズはファントークンと取引ができる基軸通貨で、スポーツクラブとファン相互にメリットがあるといえます。
特典や報酬が得られるチームは、スペインのFCバルセロナやイタリアのユベントスFC、アメリカのUFCも参加。チリーズのアプリ内にあるトークンハントなら、無料でトークンを増やすこともでき、スマホAR機能も利用できることが魅力でしょう。
基本的に仮想通貨の購入は円やドル、ビットコインなどを使いますが、チリーズは普通の買い物のようにアプリでクレジットカード払いができることも人気の理由です。
サンドボックス(SAND)
「The Sandbox」というゲーム内で取引される仮想通貨の種類がサンドボックスです。メタバース上でゲームプレイヤーがアイテムやアバターを作って遊び、プレイヤーが所有する土地や建物など、不動産を売買できることが特徴です。
ゲーム内ならオリジナルゲームの作成もでき、他のプレイヤーにプレイしてもらい仮想通貨を手に入れることもできるので、クリエイティブな人にはぴったりですね。
有名人がサンドボックスで土地を販売したり購入したりするニュースは最近よく聞かれますので、知名度のある人の利用により急速に人気が出ている状況です。
またサンドボックスは、コンピュータ内で独立して稼働しているので、マルウェアの攻撃も実質的な被害を受けないことも魅力に。標的型攻撃など、未知の攻撃に強いサンドボックスは有効になるのです。
ただし全てのサイバー攻撃から守ることは難しいため、サンドボックスを検知できるマルウェアがあることも頭に入れておきたいですね。
テゾス(XTZ)
テゾスはスマートコントラクト機能を有する仮想通貨の種類のひとつ。スマートとは自動的に実行されるという意味があり、ブロックチェーン上であらかじめ設定されたルールに基づき、外から取り込んだ情報を使い実行されるプログラムです。
仮想通貨取引所でも上場し、特殊なアルゴリズムを採用していますので、承認速度を速くさせることも可能に。またテゾスは形式検証が特徴で、フランス銀行の実験など、実用化も期待されています。
レバレッジ取引ができますので、大きな利益を期待したい人にもよいでしょう。2020年、国内で上場してから目が離せない仮想通貨になっています。
マナ(MANA)
マナはDecentralandというVRのプラットフォームで取引される仮想通貨の種類。このプラットフォームはメタバースの先駆けでもあり、時価総額ランキングでもどんどん上位にあがっていますので、大勢から期待されているというサインでしょう。
Decentralandの中では、他のプレイヤーとミニゲームをしたり、他のゲームと互換性のある自分の土地を所有できたりすることが魅力。この土地はLANDと呼ばれ、高額で売買されることもあるのでビジネスチャンスも期待できるでしょう。
所有するLANDはブロックチェーンで承認記録されるため、自分以外は誰もデータに触ることができないので安心。近年話題になるオンライン上に作られた3DCGのメタバース社会の浸透が広がるにつれて、一緒に価格が上がると期待されています。
フロウ(FlOW)
カナダのダッパーラボ社が開発した仮想通貨の種類で、クリプトキティズやNBAトップショットなどをリリースしています。NBAファンならとても興味が湧くNBAトップショットは、デジタルのトレーディングカードのこと。
イーサリアムではネットワークの詰まりを発生させることがありましたが、フロウはNFT特化型インフラを独自に加発していますのでその心配もありません。
特化型インフラとは、独自の処理能力を持っているブロックチェーンのことで、わかりやすくいうと役割分担して作業員が一人で組み立てをするようなこと。
フロウはアメリカのNFLやUFCなどの知的財産を獲得していますので、今後も期待できる仮想通貨の種類といえますね。
NFT関連の仮想通貨の選び方のポイント
NFT関連の仮想通貨の種類は色々とありますので、人気だけでは判断できないかもしれません。後悔しないためにもおさえておきたい選び方のポイントをご説明しましょう。
チャートを確認する
NFT関連の仮想通貨は、将来があるものは価格の上昇が期待できますので、チャートは事前に確認しておきましょう。仮想通貨ならどれでも高騰するということはありませんので、短期・長期とも価格の動きを理解しておくことは、最低限選ぶ際に意識したい点でもあります。
たとえば短期的に価格が下落しても、長期的に価格が上昇するものは将来的な期待感もあるでしょう。仮想通貨取引所の公式サイトなどでチャートが確認できますので参考にしてください。
サービス内容や特徴を確認する
NFT関連の仮想通貨は、ゲームやアプリ開発、土地の売買など、あらゆる種類が存在します。ゲームがトレンドになると、強みのある仮想通貨のほうがメリットになることも想定されるかもしれません。
選ぶ際は自分の興味がある分野をある程度決めておくと、それぞれの特徴で判断しやすくなるはず。気になったものはホームページで特徴や将来性などもチェックしておきましょう。
まとめ
NFTを始める時は、仮想通貨選びも重要なポイントになります。有名アーティストの作品や話題になる作品を取り扱うものは、価格高騰も期待できるはずなので、最新の情報も合わせて判断するようにしてもよいかもしれません。