仮想通貨ポリゴンの将来性はどう?NFT市場で注目されている理由について

NFT将来性

仮想通貨のポリゴン(Polygon)は、NFTでよく使用されるイーサリアムの弱点をカバーしていることが特徴で、将来性が期待されています。NFT市場でも注目されていますが、今回は仮想通貨のポリゴンの特徴や、話題になっている理由について詳しくご解説していきましょう。

 

仮想通貨のポリゴンの特徴について

仮想通貨ポリゴンの将来性はどう?NFT市場で注目されている理由について日本国内でも拡大するといわれているポリゴン。今後の見通しや特徴を徹底解説していきましょう。NFTとの関係もありますので、興味がある人はぜひ参考にしてください。

 

ポリゴンとは

ブロックチェーンのひとつで、NFTの売買でもよく使用される「イーサリアム」。仮想通貨の中でも知名度が高いので、名前を知っている人は多いでしょう。

イーサリアムは世界中で人気があり、多くのユーザーが使用していますが、そのためにサーバーに負担がかかるケースがあり、処理速度が遅くなることが問題視されます。

それだけでなく、イーサリアムは手数料が高いこともデメリット。これらの課題はスケーラビリティ問題と呼ばれ、NFT市場でも話題になっているのです。

そんなイーサリアムの弱点をカバーし発案されたものが「ポリゴン」。2017年に開発された時は「MATIC」という名前でしたが、2021年に改名してPolygon(ポリゴン)に。現在でも発行されるポリゴン独自のトークンはMATICと呼ばれています。

 

ポリゴンはセカンドレイヤーである

NFT市場が活気づくと共に、イーサリアムのブロックチェーンのスケーラビリティ問題は、デメリットが徐々に浮き彫りになってきているようです。そんなイーサリアムのエコシステムをサポートしているのがポリゴン。

同じブロックチェーンを使用しながら、横でサポートしている存在でセカンドレイヤーとなっています。

 

独自のPoSを有している

仮想通貨のポリゴンが注目されているのは、イーサリアムから独立したPoS(コンセンサスアルゴリズム)を有していること。PoSは「プルーフ・オブ・ステーク」の略で、コインの保有量と保有期間に合わせて取引承認される順番を決める仕組みです。

簡単にいうと、仮想通貨をたくさん持っているほうがブロックチェーンの接続が速くなるということ。独自トークンのMATICをたくさん持っているとメリットがあることになりますね。

 

安いガス代と通信速度の速さ

ガス代はイーサリアムブロックチェーンを動かす時にかかる手数料で、近年高騰していることが問題になっています。少額のトランザクションでも5,000円近いガス代がかかることもあり、イーサリアムのデメリットともいえるでしょう。

仮想通貨のポリゴンは、取引速度が1秒あたり65,000件近くの処理は可能であることが特徴。イーサリアムは1秒あたり15件ともいわれていますので、処理速度は明らかにポリゴンのほうが速いことがわかります。

さらに通信速度だけでなく、ユーザーがとても気になるガス代も、ポリゴンはとても安いことが魅力。仮想通貨は手数料のために利益が出せないケースもありますので、NFT市場で注目されるのは納得ですね。

 

ポリゴンとNFTとの関連性について

仮想通貨ポリゴンの将来性はどう?NFT市場で注目されている理由についてポリゴンはセカンドレイヤー・ソリューションとして注目を集め、分散型取引所でもポリゴンを採用するところが出てきています。では仮想通貨のポリゴンとNFTの関係性について詳しくご説明しましょう。

 

マーケットプレイスの対応について

NFTは非代替性トークンのことで、アートやイラスト、音楽など、マーケットプレイスで取引されています。画像や音楽などの著作権を持つクリエイターやアーティストがNFTを発行したのち、購入者との間で支払いが行われます。

ゲームやデジタルコンテンツで高い注目を集めるNFTでは、低コストで使えるポリゴンが注目され、マーケットプレイスやゲームで対応が進められています。

人気のある「Nanakusa」というマーケットプレイスでもポリゴンへの対応を済ませていますので、ユーザーの選択肢がさらに広がることがメリットです。

 

ガス代無料で出品できる

仮想通貨のポリゴンは、イーサリアムよりもガス代が安い魅力がありますので、出品者にとってはとてもありがたいでしょう。たとえば世界次第規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea」で出品する場合、ブロックチェーンの選択でポリゴンを選ぶだけ。

NFTを発行して、作品名や任意でURLをつけて作品の説明を記入。初心者でもさほど難しくなく出品ができますので、できるだけ手数料を抑えて挑戦したい時にはいいかもしれません。

 

海外取引所のみ購入が可能

ポリゴンはイーサリアムよりもメリットがあり、今後もNFT市場で期待されています。ただし現在国内の仮想通貨取引所では扱っているところはなく、海外の取引所のみなのでご注意ください。

ポリゴンの独自トークンMATICは、発行上限枚数100億枚。上限が設定されているので、金のように需要が増加すると価値が上昇する期待感もあります。

 

ポリゴンの将来性や価格の動向

仮想通貨ポリゴンの将来性はどう?NFT市場で注目されている理由についてNFT市場でポリゴンを使いたいと思っている人は近年増加傾向にあります。しかし気になるのは、価格の動向や将来性について。そこで最新のポリゴンに関する情報をご紹介しましょう。

 

ビットバンクで日本初!

ポリゴンは海外の取引所でないと入手できない仮想通貨なのですが、日本国内初上場のポリゴンの取り扱いを2022年6月21日にスタートすると、仮想通貨取引所の「ビットバンク」が前日発表しました。

ビットバンクではポリゴンのトークンMATICが登場したことで、合計16銘柄が取引可能に。さらにビットバンクでは、取引開始キャンペーンとしてMATICの取引手数料無料も期間限定で開催しています。

 

自民党NFTでポリゴン採用

自民党の青年局が研修会や会議で配布するNFTでポリゴンを採用するとのニュースもあります。「株式会社IndieSquare」はブロックチェーンのスタートアップを行う会社で、低コストで誰でもNFTを発行できる「HAZAMA BASE(ハザマ ベース)」を採用。

これにより、岸田総理の顔つきの岸田トークンなどをイベントで配布すると発表しました。ハザマベースはイーサリアムとポリゴン、独自のトークンハザマを採用。

研修会に参加した人に記念バッジを配布するなど、政治の世界でもポリゴンが注目されています。

 

進化を続けるポリゴン

仮想通貨のポリゴンは暗号資産の取引だけでなく、NFTやメタバースなど、仮想通貨がないと存在しない市場にも大きな影響を与えると見られています。

とくにNFT市場の急成長は、ポリゴン自体のサービス拡大にも一役買っていますので、業界全体でも今成長している分野であることがわかるでしょう。

ポリゴン自体も将来性があり進化していますので、国内取引所でも期待が高まっています。

 

買い方について

仮想通貨のポリゴンは、国内と海外の仮想通貨取引所の開設を行っておきましょう。独自トークンのMATICを入手するには、暗号資産を取り扱う取引所に送金してください。

送金した暗号資産でMATICが購入できるようになります。NFTの取引をする際はマーケットプレイスによって手順が違うはずなので、ポリゴンに対応しているかどうかは事前に確認しておきましょう。

 

まとめ

仮想通貨のポリゴンは、レコチョクなどの日本国内の大手企業でも採用するところが少しずつ増えています。今後もポリゴンは開発企業のサポートを強め、ブロックチェーンの活用を上手くシフトしながら、サービス同士が連携できるよう作り上げることを目標にしています。

NFTと仮想通貨の関係性はとても重要なポイントになりますので、ポリゴンの今後の動向もチェックしておきたいですね。

仮想通貨は種類が多く、それぞれの特徴やメリットを理解しておくと、あらゆる取引で役に立つと期待できるでしょう。

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