千葉工業大学で日本初の試み!NFTで学修歴証明を発行することが発表!

NFTニュース

千葉工業大学で学修歴証明をNFTで発行するというニュースが、つい最近リリースされましたが、話題のNFTはあらゆるものが対象になり、とうとう証明書までもその一部になるようです。

そこで今回は、驚きのニュースの概要について詳しくご解説していきましょう。いずれはNFTに魅力を感じて学校を選ぶ時代になるかもしれません。

 

千葉工業大学の日本初の試みとは何か?

千葉工業大学で日本初の試み!NFTで学修歴証明を発行することが発表!最近アートやゲームだけでなく、意外なものまでNFT化されていますが、今話題を集めているのは千葉工業大学のNFTニュースです。

 

千葉工業大学の概要について

千葉工業大学は、千葉県習志野市に本部がある私立の大学で「世界文化に技術で貢献する」建学の精神を教育理念としています。好学心を持つ人を育て、自ら学び思索して創造する人材、高度な専門知識や教養を身につけ学理や技術に優秀な人材を育成する大学です。

学部には工学部、創造工学部、先進工学部、情報科学部、社会システム科学部などがあり、「ロボカップ世界大会2022」でヒューマノイドリーグキッドサイズ2部門優勝するなど、かなり話題を集める工業大学です。

AI教育やデータサイエンスにも力を入れ、ビジネス分野でも活躍する人材が誕生しています。新時代のキャリアを築くためのステップにもなる豊かな教育環境があるといえるでしょう。

 

NFTで学修歴証明を発行するニュースについて

2022年8月18日、千葉工業変革センターで「学修歴証明」をNFTで発行することを発表。学修歴証明書とは実際に学校で何を学んだのか、どのような実践的な知識があるかという指標になる証明です。

学歴は学校を卒業した証明になりますので、学修歴証明とは少し違ったニュアンスになります。学修歴証明は就職の際に、企業がスキルや知識を測るために参考にすることが近年増える傾向に。

よく学歴社会という言葉を聞きますが、どこの学校を卒業したかよりも、何を学んだかということが就職で有利になる時代なのです。そのため学修歴証明は日本の大学でも欧米に見習い、積極的に取り入れているところも増えています。

海外ではブロックチェーン技術を活用して学修歴をオンラインで発行するシステムがありますが、日本では千葉工業大学が初めて学修歴照明をNFT化するということで話題を集めています。

 

どんなNFTなのか?

千葉工業大学のNFT学修歴証明書とは唯一無二の価値を持つもので、ポリゴンのブロックチェーン技術を活用します。株式会社PitPaと共同で開発を行い、このブロックチェーン上でNFT化して作成したもののデータを記録して、改ざんできないよう書き込んだもの。

大学の単位習得情報をブロックチェーン上で記録すれば偽造もできませんので、とても価値のある証明になるということです。

 

NFT化する理由について

千葉工業大学が学修歴証明をNFTで発行する理由とは、学生の就職活動が時代と共に変わりWeb3時代に合わせて、グローバルな人材提供とプロジェクトごとのジョブ型雇用が進むとの見方をしているためです。

学生の幅広いキャリアをサポートするように、NFTは国際規格に準拠して発行するとのこと。NFT学修歴証明は仮想通貨のウォレットでデータ管理を行い、さまざまなプラットフォームにおいて身につけた知識をアピールできるようになります。

さらにブロックチェーン技術を活用することで、学生のプライバシーにも配慮できることも特徴。NFT化された学修歴証明は、就活以外にも海外留学など、国境を越えて自分の価値をアピールできるものになります。

 

Web3時代とは?

ネットやメディアで最近耳にする「Web3」。よく意味がわからない人に向けてご説明しましょう。Web3とは分散型次世代のインターネットとも呼ばれ、新時代のインターネットのような存在。

今までのインターネットはGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)という世界的に巨大な企業が個人情報や利益を独占していたような状態でした。

そこから情報を分散管理して、大きな企業独占から脱却する目的があるものがWeb3です。従来のインターネットよりも優れているポイントは、個人情報の漏洩リスクが減ることや、セキュリティが向上すること。

またサービスが安定化して、定期的なメンテナンスが不要になり、その間のサービスが利用できないという事態を避けることも可能になります。とくに注目される理由としては、世間のプライバシーへの関心が高まっていることがあり、ソーシャルメディアを利用して個人情報が不正に利用されるケースも。

企業が訴えられるケースもありますので、自分の大切な情報をどこまで企業に任せていいのか、疑念が強まっているのは確かですよね。Web3になると、たとえばネットショッピングも自分の住所や氏名などの個人情報を入力してアカウントを作成することはなくなり、仮想通貨ウォレットの連携だけで欲しいものが購入できるようになります。

クレジットカードの決済情報も不要になるので、セキュリティへの信頼が高まるといえるでしょう。

 

NFT学修歴証明があるとどんなところで役に立つか?

NFTとは非代替性トークンであり、世界にひとつの価値を持ったデジタルコンテンツです。学修歴証明書がNFTになると、データはウォレットで管理されますので、ワンストップであらゆるところでメリットに。

たとえば就活サイトでの学歴証明になる、働くチャンスが増える、そしてNFTコレクションにプラスされることもポイントです。従来の学修歴証明は郵送で取り寄せていましたが、NFTならさまざまなプラットフォームに連携するため、学生の進路希望にも柔軟に応えることが可能になるのです。

 

学修歴証明のデジタル化について

千葉工業大学で日本初の試み!NFTで学修歴証明を発行することが発表!千葉工業大学の学修歴証明のNFT化は日本初の試みですが、すでに日本で動き始めている学修歴証明のデジタル化は、いくつかの主要な大学で実運用が開始されています。

 

海外ではすでに普及しているデジタル化

学修歴証明は特定のプラットフォーム上で出力され、卒業や修了証明書、在学証明書などの証明書関連にアクセスが可能です。デジタル証明書はアップロードが簡単なので、就活で企業に提出する際にも共有できることがメリット。

NFT化は新たな試みですが、グローバル社会では高度な人材や留学生などを獲得するために、海外では1970代からすでにデジタル化が進んでいます。現在は40か国以上の高等教育機関でデジタル学修歴証明などを発行していますので、日本は若干遅れているのが実情なのです。

 

デジタル化している大学もある

NFTとまではいかなくても、国内ではすでにデジタル化を導入している大学もあります。積極的に取り組んでいる芝浦工業大学では、Digitary社(本社 アイルランド、ダブリン)と共同で、2020年より学修歴証明書のデジタル化開発を進め、2021年10月より発行を開始。

紙の証明書がなくなると事務コストや材料費の削減になり、さらに国内外での利便性も高まります。世界では生涯学習の観念がとても大切にされ、認識も広まっていますので、デジタル証明書は学修歴を効率的にしかも正確に活用できることもメリット。

それが今回の千葉工業大学のNFT学修歴証明になったら、価値はさらにアップすることが期待されるでしょう。

 

まとめ

学歴や修得した知識は色褪せることなく、いつまでも自分だけの価値として残しておきたいものですね。グローバル化は働く環境にも広がり、さらにテクノロジーを使うことで自分の魅力をアピールしやすくなるのでしょう。

千葉工業大学のNFT化ニュースは、学生だけでなく企業も関心を持つところ。唯一無二の価値が自分自身に加わることは、新しい時代だからこそできることなのです。

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