ビットコインは長期保有したほうがメリットは多いといわれていますが、仮想通貨はNFTでも使用されるため、ここ最近話題になることがよくあります。ビットコインは仮想通貨の中でも定番。過去には高値がつき、市場を騒がせた時期もありました。
では今回は、ビットコインのメリットやデメリットなどについて詳しくご解説していきましょう。
ビットコインについて
ビットコインを扱ったことがない人は多いかもしれませんが、名前を聞いたことがある人は多いですよね。ビットコインとは何か、まずは基礎情報からポイントごとにご解説していきましょう。
ビットコインとは？
ビットコインは世界初のデジタル通貨で、ブロックチェーンを基盤としていることが特徴です。ドルや日本円のような法定通貨は中央銀行のような管理者がいますが、ビットコインにはそれが存在しません。
ビットコインはとても知名度が高く、世界的な流通量も暗号資産の中ではトップクラス。そもそもビットコインが誕生したのは、自称「サトシナカモト」という人が投稿した論文がきっかけで、銀行や国を介さない分散管理型の暗号資産について触れたためでした。
論文を投稿してから3か月後にオープンソースのソフトウェアが公開され、それがビットコインの最初の姿ともいわれています。ビットコインの初めての取引所は2010年2月に開設され、現在に至るまで市場で取引が続く人気仮想通貨です。
電子マネーと同じなのか？
現物のお金ではなく、お金がデジタルになったビットコイン。日常生活にすでに普及している電子マネーと似ている存在ですよね。基本的に通貨の価値をデジタルデータとして記録保管するところはビットコインも同じですが、プリペイドカードのように電子マネーとは国が通貨を発行しデジタル化したもの。
Suicaのように日本円をデジタル化してお金にしたICカードが電子マネーです。ビットコインなどの仮想通貨は銀行や国は一切関係なく、お金の価値に流動性があることも電子マネーとの大きな違い。
たとえば電子マネーは1000円チャージすればずっと1000円の価値のままですが、ビットコインなどの暗号資産は価格が変動します。
ビットコインのメリットについて
ビットコインはとても人気がある仮想通貨ですが、次のようなメリットが魅力として挙げられます。
直接送金ができる
円やドルなどのリアルなお金は、送金する時にタイムラグがあるので、送金して相手側がすぐに手にできません。暗号資産のビットコインなどは個人間で直接送金ができるので、遠方で暮らす家族や友人などに即送金したい時にとても便利。
海外送金となると本来ならかなり日数を要する場合もあるので、急な場面ではビットコインがあると助かりますね。ビットコインはとてもスピーディな送金が可能。10分前後、遅くても1時間以内で送金が可能といわれています。
手数料が魅力
ビットコインを持つメリットは、暗号資産全体にも共通するポイントですが、送金の際の手数料が無料もしくは格安であること。法定通貨だと仲介する銀行に手数料を払いますので、ここでかなり出費が気になることもありますよね。
ビットコインは間の仲介人がいないため、個人間でやりとりが可能で、基本的に送金の手数料は不要です。
海外で両替は不要
ビットコインは米ドルのように海外で使う場合は、日本円を為替レートで両替する必要があります。手数料がかかり、米ドルから日本円に戻す際もまた手数料がかかるので、かなりの損失になることも。
しかしビットコインなら、世界中どこでも両替なしで利用できることはメリットになりますね。ビットコインに対応するお店はまだ少ないものの、海外旅行先でタブレットなどを使い支払いができるのでとても簡単。
お店側にとってもクレジットカード決済は手数料がかかりますので、双方にとってビットコインはメリットになりますね。
投資ができる
ビットコインは長期保有して利益を得るなど、メリットは購入時と販売時の価格の差が期待できる点です。ビットコインで数億円以上利益を出した人がいるように、ビットコインはかなり市場動向が気になる対象になりそうですね。
ビットコインのデメリットについて
ビットコインは必ず利益を手にできるとは限りませんし、他にもデメリットはありますので、用心して扱うことが必要です。
即時決済ができないこともある
個人間送金がとても便利にできるビットコインですが、決済となると即時にできない場合もあります。ビットコインで送金取引すると、内容に関してきちんと確認が必要になり、内容が検証された後に取引が確定します。
送金してもその場で相手に着金しないこともありますし、店舗でビットコイン決済をしても、お店が指定するウォレット以外だと送金に時間がかかることもあるので、シーンによっては利便性が感じられないこともあるでしょう。
価格変動がある
投資は株やFXも同様に、価格変動を正確に読むことはできませんが、ビットコインはさらに変動が激しく1日の間に急騰したり下落したりすることも珍しくありません。
できるだけリスクを減らして投資したい人や、価格が安定した商品に投資したい人にはデメリットになるでしょう。
ビットコイン決済できるところが少ない
ビットコインで買い物したいと思っても、現実は決済サービスを導入しているお店が少ないことはデメリットです。ビットコインが利用者からお店に送金されても日本円に換算する手間がかかりますので、その間に効率的に振り込む仕組みがあると、店舗側でも導入はしやすくなるでしょう。
少しずつですが、ビットコインの決済サービスを導入する企業は増えていますので、もっと拡大するかどうか今後の動きは気になる部分です。
長期保有がよい理由について
ビットコインを買う時は、値段が下がっている時がもちろんオススメですが、売るタイミングなどを考える際に長期保有を念頭に置くとよいといわれる理由があります。
利益を得られる可能性
ビットコインは一時の人気は収まったように見えますが、長期的にどのように価格が変動するかわかりません。またNFT市場が拡大されているため、同時に仮想通貨も再び取引量が増えている背景もポイントに。
仮想通貨はとても種類が多く、他の種類の価格変動から影響を受けることもありますので、長い目でタイミングを見ることで今後利益を得られる可能性があると考えられます。
課税回数を抑える
ビットコインを長期保有すれば、短期間で何度も売買する時よりも課税回数が少なくなることがメリットです。仮想通貨は長期保有して含み益があっても売却するまで税金はかかりませんが、短期トレードでは利益を確定するごとに課税されるため、多額のビットコインなら課税回数を減らすことはメリットになります。
さらに税金だけでなく取引手数料も注意が必要で、短期トレードで頻繁に売買するとそれだけ手数料もかかる計算に。そんな点を考慮しても、ビットコインは長期保有したほうがいいかもしれません。
イーサリアムに交換が可能
今人気沸騰中のNFTはイーサリアムを使うことが多くなっていますが、ビットコインを長期保有しておくと、必要な時に仮想通貨取引所でイーサリアムへ交換することも可能です。
ビットコインの投資、そしてNFT市場の参入も同時にできることになりますね。
まとめ
ビットコインの長期保有は、リスクを減らすためにもじっくり動向をチェックしたい人にオススメです。NFT取引でもあらゆる仮想通貨が利用されていますので、幅広くビットコインを利用したい人も、まずは長期保有をイメージして購入するといいかもしれません。
